2021.11.28

CARS

SUVオープンカーは健在 フォルクスワーゲンTロックがフェイスリフト

フォルクスワーゲンが2022年に発売するフェイスリフト版の新型T-ロックを公開した。内外装に新しい意匠を盛り込むとともに、上位車種と同じ最新の自動運転技術を導入するなど、装備の充実を図っている。

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新しいヘッドライトでイメチェン

フロント・マスクでは新形状のLED式ヘッドライトを採用。オプションのマトリックス・タイプを選択すると左右のデイタイム・ライトを繋ぐフロント・グリルのバーにイルミネーションが組み込まれる。バンパーのエアインテークに備わるフォグライトもLEDタイプだ。リアのテールライトはダークカラーとなり、流れるように点灯するダイナミック・ウインカーも設定される。





質感が向上した内装

内装はダッシュボードにソフトな素材を張り、ドアトリムに高品質ファブリックを使用するなど質感を向上。オプションでナッパレザーのフロント・シートも用意された。多機能ステアリング・ホイールは直感的な操作を行えるように設計変更されている。

インフォテイメント装置はApple CarPlayとAndroid Autoに対応し、コネクテッド関連の機能も拡充。インパネ中央に備わるインフォテインメントの画面はグレードにより8.0インチか9.2インチの2種類が用意される。メーターパネルは液晶パネルを用いたバーチャル表示で、オプションの「デジタル・コクピット・プロ」では10.25インチの大型サイズになる。



210km/hまで加減速と操舵をアシスト

運転支援機能には、部分自動運転技術の「IQドライブ・トラベルアシスト」と予測機能付きクルーズコントロールを導入。フロントカメラからの情報とGPSのデータを統合し、場所ごとの制限速度や、カーブやジャンクションなどの地形に応じた制御を行うことで、210km/hまでの速度域で操舵や加減速のアシストを行う。

エンジンはすべてターボ付きで、1.0リッター、1.5リッター、2.0リッターのガソリンと、2.0リッターのディーゼルを設定。最強モデルの「R」には300psの2.0リッター・ガソリンが搭載される。ボディ・タイプは5ドアの通常モデルに加え、2ドア・オープンの「カブリオレ」が引き続きラインナップされる。

欧州市場での受注開始は通常モデルとカブリオレが発表後早々に、またRは年明けからで、発売は2022年春となる予定だ。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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