2021.12.29

CARS

じわじわと進む電動化 メルセデス・ベンツGLEがハイブリッドのラインナップを拡大

メルセデス・ベンツのSUV、GLEとGLCが一部改良を実施。装備の充実を図るとともに、GLEのパワートレインを変更した。

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48Vのマイルド・ハイブリッドを搭載

新しいパワートレインが搭載されたのはGLE300d・4マチック。これまでの2.0リッター直4直噴ディーゼルに48Vのマイルド・ハイブリッド・システム「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」を追加した。



加速だけでなく快適性もアップ

OM654型と呼ばれるエンジンの出力は272ps/550Nm。ISGの出力は20ps/200Nm。ISGを加えることで加速性能を高めるほか、振動と騒音も抑制される。価格は1040万円。

またGLEおよびGLEクーペは、スマートフォン連携機能と、後席独立温度調整も可能なエアコンを標準装備化。一方で、Eアクティブ・ボディコントロール・パッケージやワイヤレス充電、エナジャイジング・パッケージ、エアバランス・パッケージは設定停止となった。外装色にはイリジウムシルバーを廃止し、ハイテックシルバーを新規設定している。装備の変更と同時に原材料費の高騰などを反映した価格の改定も行われ、GLEおよびGLEクーペの新しい価格は1040〜1483万円となった。



GLCも運転支援や快適装備の充実を図る

GLCとGLCクーペの変更箇所は、アクティブ・パーキングアシストとスマートフォン連携機能を全車に、AMG・GLC43系にAMGパフォーマンス・エグゾーストシステムをそれぞれ標準装備。内外装色の展開やウッドパネルの素材を見直した。また、フット・トランクオープナーとワイヤレス充電、パッケージ・オプションに含まれるブルメスター・サラウンドサウンドシステムの設定を停止している。GLCとGLCクーペも価格の改定が行われ、新価格は731〜1058万円となっている。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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