2022.01.04

CARS

ロータス・エリーゼが遂に終焉 26年間で5万台以上を販売

2021年12月、ロータス・エリーゼ、エキシージ、エヴォーラの3モデルの生産が終了した。ロータスを代表する3モデルが退くことはすでに2021年2月にアナウンスされていたが、1995年に初代エリーゼがデビューしてから26年、惜しまれつつもその役目を終えた。

ロータス累計生産台数の半数以上を占める

ロータス独自のアルミ接着工法シャシーのスモールカー・プラットフォームを用いたエリーゼの販売が開始されたのは1996年。2000年にはエリーゼをベースにクローズド・ボディ化したエキシージ、2008年にはエリーゼ、エキシージの上級モデルとして新設計シャシーを用いたエヴォーラを追加。以後、4気筒のエリーゼ、V6ユニットを積むエキシージ、最上段モデルのエヴォーラの3車種体制が築かれた。総生産台数は5万1738台。この数字は、ロータスの73年の歴史を通じて生産された車両の、ほぼ半数を占める。



OEMと派生車種を合わせて5万6618台を生産

初期のエリーゼとエキシージは、エスプリと共にヘセル本社の小規模な施設で製造されたが、2000年には現在の生産ラインが導入された。これらによって世に送り出した台数は、エリーゼが3万5124台、エキシージが1万497台、エヴォーラは6117台だという。このほか、オペル・スピードスターとヴォグゾールVX220が計7200台、テスラ・ロードスターが2515台。さらにエリーゼの派生車種であるロータス340R、ヨーロッパS、2イレブン、3イレブンを含めると、その数は5万6618台となる。



今後は新設されたファクトリーへ生産拠点を移し、春には新型モデルのエミーラが本格量産を開始する予定。生産キャパシティは1年あたり5000台を見込んでいる。また、ハイパーカーのエヴァイヤに続くEVも、春には発表されるという。タイプ132と銘打たれたそれはロータス初のSUVだ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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