2022.01.08

CARS

BMW7シリーズ・ベースの電気自動車「i7」が公道に姿を現す 2022年に発表予定

BMWが2022年に発表を予定しているブランニューの電気自動車「BMW・i7」。現在、世界各地で市販化に向けての耐久テストが実施されており、その模様が公開された。

寒冷地や酷暑地でテスト

i7は次期7シリーズのバリエーションに加わる完全電動の高級サルーン。今回公開されたのは寒冷地の北極圏と酷暑地といった過酷な環境下でのテスト風景だが、それら以外の様々な場所でプロトタイプを用い、高電圧バッテリーやモーター、4輪駆動システムなどの耐久性を検証している最中だ。



各性能のリアル・ワールドでの確認を行う

BMWは電動化技術に「eドライブ」という呼称を与えているが、i7に採用されるものはiXなどで実用化済みの第5世代に数えられる最新型だ。

性能が温度に左右され、極限環境での温度管理システムのテストは必須のバッテリーをはじめ、サスペンションや操舵系、駆動系やブレーキ、そして電子制御系と、確認項目は多い。スウェーデンでの雪上走行や、世界各地の灼熱エリアで高速走行や渋滞下でのストップ&ゴーを実施するなど、リアルなシチュエーションでの信頼性確保に努めている。



唯一無二の電動サルーンを目指す

さらに山道では、継続的な電力供給が求められるヒルクライムでバッテリー性能や牽引モードを確かめるだけでなく、回生電力をチャージできないフル充電状態でのダウンヒルで、エネルギーのマネージメント・システムや電力伝達系もいじめ抜いている。そのほか、空調や室内の電装部品やインテリアのマテリアルについても過酷な気象の影響を調査。

走破性やメカニズムの耐久性を高めるだけでなく、いかなる環境でも快適なドライブを楽しめる、唯一無二の電動サルーンを完成させるべく、BMWのテストチームは鋭意作業中だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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