2022.01.22

CARS

一番人気は「サーキット・パッケージ」か!? GRヤリスの最速最強モデル、GRMNヤリス登場

トヨタ・ガズーレーシング(TGR)が、GRヤリスのフルチューニング・モデルとなる「GRMNヤリス」を東京オートサロン2022で発表した。「マイスター・ニュル(ブルクリンク)」を意味する「MN」の名を与えられたGRの最上位モデルが市販されるのは2018年のヴィッツGRMN以来となる。

最大トルクを390Nmへと向上

GRMNヤリスはGRヤリス同様、1.6リッター直3ターボを搭載。ただし、272psの最高出力は変わらないものの、最大トルクは390Nm/3200-4000rpmへと20Nmの向上が図られた。組み合わされる6段MTは1速と3速のギア比を変更することでクロスレシオ化するとともに、最終減速比(ファイナル比)を8%ほど遅く(ローギア化)した。さらに、1、3、4、5速とファイナル・ギアの素材と加工を見直し耐久性を高めることで、耐久レースなどでの信頼性を向上。クラッチもメタル・クラッチディスクを採用し、クラッチ・カバーも変更するなど強化が図られている。また、前後のデファレンシャルのLSDをトルセン式から機械式に変更している。



20kgのダイエットに成功

ボディはエンジン・フード、ルーフ(GRヤリスはSMCプレス成型カーボン)、リア・スポイラーなどに綾織カーボンFRPを採用し。さらに、後席を撤去した2座仕様とすることで、GRヤリスに対して約20kgの軽量化を実現。また、スポット溶接箇所を545点、構造用接着剤塗布長を12mそれぞれ増加し、室内に設置した補強ブレースなどを追加することでボディ剛性を高めている。

ボディ・サイズはGRヤリスRZハイパフォーマンスと基本的には変わらないが、サーキット走行を主眼に置いた「サーキット・パッケージ」は全高が20mm低くなる(新たに追加されたリア・スポイラーを除いた数値)とともに、空力付加物の追加により全幅が10mm拡大している。また内装も、サイド・エアバッグを内蔵したレカロ製のフル・バケットシートとGRMN専用メーターが備わる。



好みに応じて3バリエーションを設定

バリエーションは3タイプ。競技やチューニングのベース・モデルに最適な標準モデルの「GRMNヤリス」のほかに、2つのパッケージ・オプションが用意される。

ひとつは、サーキットなど舗装路でのパフォーマンスを高めるカーボン製リア・スポイラーやフロント・スポイラー、BBS製の専用18インチ・ホイール、ビルシュタイン製ダンパーなどを追加した「サーキット・パッケージ」。サーキットはもちろんのこと公道でGRMNヤリスを楽しむには最適なモデルと言えるだろう。

もうひとつは、ラリーやダートトライアルなど悪路競技に不可欠なアンダー・ガードやロールバー、専用ダンパーとショート・スタビリンクなどオプションを装備する「ラリー・パッケージ」を用意。なお、ラリー・パッケージのパーツはディーラー・オプション扱いとなる。



500台限定、50台のみの特別色も用意

ボディ・カラーはプラチナホワイトパールマイカ、エモーショナルレッドII、プレシャルブラックパールの3色に加え、サーキット・パッケージには濃いグレーのマットスティールが特別色として限定50台で用意される。

価格はGRMNヤリスが731万7000円、サーキット・パッケージ846万7000円、ラリー・パッケージが837万8764円となっている。販売台数は3バリーション合計で500台。販売方法は2022年2月28日までにWEBから予約の申し込みを行った人の中から抽選となる。納車は2022年夏頃に開始される予定だ。



文=関 耕一郎 写真=関 耕一郎、TOYOTA GAZOO Racing

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

PICK UP

RELATED