2022.01.26

CARS

公道用はレクサスで登場か? トヨタの新しいGT3マシン「GR・GT3コンセプト」が登場

トヨタ・ガズーレーシング(TGR)が、GT3カテゴリーのレース車両を想定した「GT3コンセプト」を東京オートサロン2022で世界初公開した。

「超」が付くほどのロングノーズ

展示車両はデザイン・スタディで、メルセデスAMG・GTを彷彿させるロングノーズが際立つ特徴的なフォルムを持つ。トヨタ・スープラやレクサスLC、レクサスRCFなど現在トヨタやレクサスにラインナップしている量産スポーツカーとの共通性はほぼないと言っていい。



フロント・ミドシップのFRか?

スペックについては全長4590mm×全幅2040mm×全高1140mmの3サイズと、2725mmというホイールベース値が公表されたのみ。エンジンやドライブトレインも不明だが、このロングノーズのフォルムからエンジンをフロント・ミドシップに置いた後輪駆動のFRであることは想像に難くない。



レクサスの面影がある

一方、サイドからリアに掛けてはレクサスのいくつかのモデルを思い起こす造形が見て取れる。左右に設けられた三角形に近いエアアウトレットはかつてのレクサスLFAを彷彿させるデザイン。また、エアフローも考慮したと思われる左右一体のテールライトもレクサスUXのそれを思わせる。もしかしたら、市販の際はレクサスの冠が付くのかもしれない。いずれにしろ、近年のトヨタがこだわってきた空力性能に関する知見が反映されていると見受けられる。

リア・ウイングはスワンネック・タイプを採用。翼体を上面から吊り下げる形状とすることで、空力効率を左右する下面の気流をスムーズにするのが狙いで、最近のレースカーでは定番となっている。翼体は平坦ではなく中央部を引き上げて空力性能の最適化が図られている。給油口はスイス・ストーブリ社製のクイック・フューエラーを車体右側に設置し、ホイールはセンターロックの18インチを採用。いずれもレース用のパーツだ。



公道仕様が見てみたい!

GT3マシンとしてレースに投入するとなれば、ホモロゲーション取得のために年間200台以上の市販車を生産する必要がある。このコンセプトカーは純粋なレーシングカーだが、台数をクリアするために、公道仕様も登場するかもしれない。

TGRの公式コメントでは「GRヤリス同様モータースポーツ用の車両を市販化する、という逆転の発想で、TGRがモータースポーツの現場で得た知見、磨いてきた技術をGT3車両開発だけではなく量販車開発でも生かし、”モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり”をさらに推進」とある。WRカーのホモロゲーション・モデルでありラリーやレースで活躍するGRヤリスのように、このGT3マシン・ベースの公道用スーパースポーツが登場することを願わずにはいられない。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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