2022.01.30

CARS

1638万~2775万円 超高級SUVに進化した新型レンジローバーの受注が開始された

2021年10月にイギリスで発表された新型レンジローバーの日本での受注が開始された。2種類のボディ・サイズと4機種のパワートレインを揃え、全29機種が設定される。

先行販売モデルに続き、通常販売車が登場

新型で5代目を数えるランドローバー社のフラッグシップ・モデル。2021年11月から70台限定の日本向け先行販売モデル「レンジローバー・ローンチ・エディション」の受注が開始されていたが、今回受注が始まったのは通常販売のカタログ・モデルとなる。



ロングホイールベースの全長は5252mm

ボディ・バリエーションはスタンダードホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)の2タイプ。サイズはSWBが全長5052m、ホイールベースが2997mmで、LWBが全長5252mm、ホイールベースが3197mm。全幅2209mm(ドア・ミラーを含む)と全高1870mmは同一だ。

SWBは2列5座のみ、LWBは2列5座のほかに全シートともフルサイズとなるレンジローバー初の3列7座とスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が手掛ける上級グレードの「SV」には2列4座も用意される。4座の後席はリクライニング機構やオットマンを備え、ショーファードリブン・カーとして使えるような仕様になっている。



ディーゼル、マイルド・ハイブリッド、PHEVも選べる

パワートレインは、マイルド・ハイブリッドを備えた300ps/650Nmの3.0リッター直6ディーゼル・ターボ(D300)や530ps/750Nmの4.4リッターV8ガソリン・ターボ(P530)のほか、最大100km(WLTP値)のEV走行が可能という3.0リッター直6ガソリン・ターボに143psのモーターを組み合わせたプラグイン・ハイブリッド(PHEV)も設定。PHEVは440ps/620Nm(P440e)と510ps/700Nm(P510e)の2種類をラインナップする。さらに2024年には、ランドローバー初の電気自動車も追加される予定だ。



エア・サスや後輪操舵で極上の走りを実現

シャシーには4輪操舵やアクティブロール制御を備えたエア・サスペンションを採用。それらの機能を統合制御する「インテグレーテッド・シャシー・コントロール」(ICC)を介することで、高級SUVとしての優れた快適性とレンジローバーならではの高いオフロード性能を両立。また、ランドローバー車としては初となる23インチ・ホイールを導入した。さらに、第3世代のアクティブ・ノイズキャンセレーション、ナノイーXとPM2.5フィルターを備える空気清浄システムなど、室内の快適性を高める装備も刷新されている。



最上級グレード「SV」を新設

グレードは「SE」、「HSE」、「オートバイオグラフィ」のほか、新たに「SV」を追加。SVは内装の各部をウィンザーレザーで装飾するほか、外装には「SV」のバッジ、ギア・セレクターやスイッチ類などにセラミック素材を用いるなど、他グレード以上の高級感とオリジナリティを演出している。SWBはD300、P440e、P510e、P530の全エンジン・ラインナップが用意されるが、LWBはP440eとP530のみとなる。

価格は、SWBがSE・D300の1638万円~SV・P530の2493万円、LWBがSE・P440eの1764万円~SV・P530の2775万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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