2022.02.03

CARS

200万円を切れば未来が開けるかも 三菱の新しい軽EVがオートサロンに出現

三菱は東京オートサロン2022で新型軽電気自動車のコンセプトカーである「K-EVコンセプトXスタイル」を公開した。2022年度初頭の発売が予定される軽自動車規格の電気自動車(EV)のプレビューだ。

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i-MiEVに続く、軽乗用EVの第2弾

三菱は電動パワートレインに早くから着手し、2009年には軽自動車の「i」をベースにした「i-MiEV」を量産化し、2010年からはプジョーとシトロエンにOEM供給を行っていた。三菱イノベイティブEVを意味するMiEVは軽商用バンのミニキャブにも展開され、日本郵便などで導入されたが、いずれも2021年3月に生産を終了している。



eK Xをベースに電気自動車化

今回のK-EVはeKワゴン系のEVモデルを示唆するショーモデルで、SUVスタイルの「eK X」に準じたスタイリングで登場。電動パワートレインのクリーンさをアピールするマットブルーのボディに、モーターコイルをイメージしたというカッパーのルーフを組み合わせた2トーン・カラーで彩られている。

コンパクトなサイズと、力強く滑らかな加速や優れた静粛性のEVを組み合わせ、三菱が他社に先行してきた軽EVの新世代モデルは、i-MiEVに続く軽乗用EVの第2弾として、ショー用に演出されたカラーリングを除き、ほぼこのまま市販化されるのは間違いないだろう。



軽商用EVバンの使い方も提案

同時に、ミニキャブMiEVをベースとした「B-レジャースタイル」も出展。駆動用バッテリーから電力を引き出す「ミーブ・パワーボックス」での給電機能を活用して、移動式オフィスやキャンプ・ベース基地として利用することを想定した仕様だ。エクステリアは森林をイメージしたモスグリーンのボディにアイボリーのルーフを組み合わせる。

タープなどのキャンプ用品との組み合わせや、フルフラットなリアスペースを居住空間とする使い方などを提案。ミニキャブMiEVは再販売が予定されており、EV需要の高まりに応じて一般販売を強化しようという意思表示が見て取れる。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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