メルセデス・ベンツが新型Cクラスに日本市場でのエントリー・モデルとなる「C180アバンギャルド」のセダンとステーションワゴンの導入を開/した。
C200と同じパワートレインだが、出力が若干低い
パワートレインは、すでに発売済みのC200と同形式の1.5リッター直4ターボをベースにマイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせたもの。モーターの出力はC200と同じ20ps/208Nmだが、エンジンの出力がC200の204ps/300Nmから170ps/250Nmへと低減されている。

内蔵モーターでアシストや回生を行う
変速機に内蔵されるモーターは短時間の動力アシストを行うほか、エネルギー回生やコースティングによる燃費低減、変速ショックやエンジン再始動時の振動低減も図っている。また、変速比幅を広く取った9段ATとモーターを組み合わせることで、全速度域でエンジン回転数を低く保ちつつも十分な加速力を発揮する。WLTC燃費は、セダンが14.4km/リッター、ステーションワゴンが14.2km/リッターをマークする。
先進運転支援システムのインテリジェント・ドライブは、レーダーとカメラの併用型。車間距離調整や自動再発進、操舵と車線変更補助、緊急ブレーキといった操作アシストのほか、誤発進抑制、周囲の交通や障害物、ドライバーの疲労を検知して警告する機能などを標準装備する。

内装は上位モデルとほぼ変わらず
インテリアは、12.3インチワイド画面を用いるメーターパネルと、11.9インチ縦型センター・ディスプレイを装備。シート、ステアリング、サイド・ミラーの位置やディスプレイ表示パターン、ペアリングした携帯端末との接続など、個別の設定を指紋または声による生体認証で呼び出すことが可能だ。また、Dセグメント初というARナビゲーションをオプション設定する。
価格はセダンが599万円、ステーションワゴンが625万円。C200に対して52万~55万円高となる。
文=関 耕一郎
(ENGINE WEBオリジナル)
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