2022.03.26

LIFESTYLE

理想の土地探しに2年! 山からの風が川伝いに吹き抜ける気持ちのいい家 建築家の自邸だからできた夏でもエアコンなしの南国リゾートのような住宅!!

木と石が作り出す独特な雰囲気が魅力の津田邸

全ての画像を見る
大きなガラス窓が全開する芦屋の家。建築家の津田茂さんは、伝統的な日本建築に通じる発想でこの家を建てたという。中に入ると、そこは山からの風が通りぬける快適な空間で……。雑誌『エンジン』の人気企画「マイカー&マイハウス クルマと暮らす理想の住まいを求めて」。今回はなんとエアコンを使わない家を紹介。デザイン・プロデューサーのジョースズキ氏がリポートする。

開口部を大きくするという発想

「エアコンを使わない前提で、自然の風を利用した家を設計しました。小さな子供がいるのでどうしても必要な日はありますが、使うのは年に10日以下でしょう。夏でも基本はエアコンなしで、汗をかきながら寝ています。冬の夜に暖をとるのは湯たんぽです」

そう話すのは芦屋市に建つこの家の主、建築家の津田茂さん(51歳)だ。『徒然草』に、「家の作りやうは、夏をむねとすべし」とあるように、高温多湿の日本で、住宅は夏を上手く乗り切れるように考えられてきた。伝統的な日本建築は、風が通り抜け、涼しくなるよう開口部を大きくしたものが多い。どうしても空調が好きになれない津田さんも、この発想で自邸を設計している。



現代において風が抜けていく家は、建築家の自邸でなければなかなか実現できない貴重な存在である。というのも、この所ハウスメーカーを中心に盛んに提案されている「高気密」「高断熱」の家が、ちょっとした人気になっているのだ。根底にあるのは、精度の高い建築部材や気密テープを使い、できるだけ隙間をつくらないようにしたうえ、断熱材・断熱窓を用い、エアコンによる温度・湿度管理で快適に暮らそうという発想。こうした魔法瓶のような構造の家は、どんな立地でも快適に暮らせるように考えられたプロダクトである。



無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

PICK UP

RELATED