2022.05.21

CARS

風を受け、陽射しを浴びよう! 幌を開けていざ出発! モーガンで行く遠州の伝統文化に触れる旅【前篇】 

モーガン・プラス・フォーでグランドツーリング

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かつてスーパーセブンやダイハツ・コペンで遙か遠くの隠岐諸島や九州・長崎まで出かけたことを思えば、モーガンで行く愛知・静岡くらい、まさに“小さな”クルマ旅。そう思って出かけた1泊2日の道中は、しかし、想像以上に充実したものだった。

オープンカーには絶好の季節


関東地方に春一番が吹いた翌朝、僕はモーガン・プラス・フォーに乗って東名で西を目指した。空は見事に真っ青だ。駐車場のモーガンには日差しが照りつけ、幌を上げていた車内はぽかぽかと暖かだった。



まず僕は幌を下ろして走り出し、最初のサービス・エリアで両側の脱着式の窓を外して室内に収め、身体を剥き出しにして春の陽にさらした。そして長く停めるとき以外、もうそのまま走り続けた。

杉花粉とはかれこれ30年来の付き合いだから、黄色い悪魔が舞う直前のこの陽気が、オープンカーを心底堪能できる貴重なものだということは、よく知っている。いま全身で光と風を浴びずして、いったいいつ浴びるというのだ。

暑からず、寒からず、いまこそまさに最高の季節、といいたいところだが、モーガンはそのレトロなスタイリングゆえに、空力特性を知り尽くした今どきのオープンカーとはわけが違う。春の陽が降り注いでいたとしても、走り出せば剥き出しの右半身は冷える。でも足元と左半身は吹き出し口から暖かな空気が届いて、むしろ熱い。左右差が、すごい。シート・ヒーターで背面は温まるが、頭と右半身はいかんともしがたい。



旅の目的地は、静岡県浜松の日本三大人工美林として知られる天竜杉の産地と、そのふもとにある大正14年に建てられた日本家屋。イギリス・マルヴァーンの職人たちが手で木を加工して生まれたモーガンと、日本の棟梁たちが長年培った技によって生まれた美しい建物を、ぜひ並べてみたいと思ったのだ。ついでに近隣の峠道も楽しみ、自然の恩恵もしっかり味わい、翌日東京に戻るというのがおおよその計画だ。

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