2022.06.24

CARS

ペトロールズの長岡亮介さんに聞きました! 新しいDSの乗り心地はどうですか?

ペトロールズの長岡亮介さんとDS3クロスバック&DS7クロスバック

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スポーティなDS3

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このブルー・メタリックのボディ・カラーは本当にいいですね、と言うと長岡さんはDS3をスタートさせた。

「意外とスポーティな印象です。乗り心地は硬めで、エンジン音もいさましい。ハンドリングもシャープです。いいじゃないですか。大きさも日本で使うならちょうどいい。ただ、215/55R18タイヤは大きすぎませんか? 路面が荒れるとゴツゴツが結構きます。インチ・ダウンしたらもっと快適かもしれません」

続いてDS7に試乗。前後にモーターを備えるハイブリッド・モデルである。

「おーっ! いまはモーターで後輪だけが回っている。スポーツ・モードにしてみましょう。おっ! エンジンに火が入った。4WDになった」

モニターに表示されるエネルギー表示を見ながら楽しそうに運転する長岡さん。DS7の細かい制御に感心したようだ。



「コンフォート・モードにすると脚だけ柔らかくなる。これが一番好き。とはいえ、どのドライブ・モードにしても印象に大きな変化がなくて自然ですね。乗り心地は終始しなやか。カメラで路面状況を検知して、ダンパーの減衰力を制御しているんでしょう? DSはやっぱりいろいろ新しいことをやっているんですね。それをあまり主張しないっていうのがフランス車っぽい。バッテリーを積んでいるせいか、着座位置のわりに重心が低い印象です。それがハンドリングにいい影響を与えている感じで気持ちいい。インフォメーションがきちんと伝わってくるステアリング・フィールも好きです。運転すると大きさをあまり感じなくなるのは、いいクルマの証だと思います」



最新のDS2台は見た目がちょっと複雑で変わっているけれど、乗り味は心地良いという点で、自分のシトロエンDSと共通する味があるという長岡さん。それをギター・コードに例えるとなんですか?

「Dメジャーに6度と9度が入っているDメジャー・シックスナインス。“イパネマの娘”の最初のコードです。変わっているけど心地いい」

新旧DSに共通するコードはDメジャー6/9!

文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正

「DS3の段になっているヘッドライトが好きです」と指を差す長岡さん。

■DS3クロスバック 
駆動方式 フロント横置きエンジン前輪駆動
全長×全幅×全高 4120×1790×1550mm
ホイールベース 2560mm
車両重量 1280kg
エンジン形式 直列3気筒DOHCターボ
総排気量 1199cc
最高出力 130ps/5500rpm
最大トルク 230Nm/1750rpm
変速機 8段AT
サスペンション前 ストラット/コイル
サスペンション後 トーションビーム/コイル
ブレーキ前/後 通気冷却式ディスク/ディスク
タイヤ前&後 215/55R18
車両本体価格 473万円

■DS7クロスバックEテンス
駆動方式 フロント横置きエンジン+前後モーター
全長×全幅×全高 4590×1895×1635mm
ホイールベース 2730mm
車両重量 1940kg
エンジン形式 直列4気筒DOHCターボ
総排気量 1598cc
最高出力 200ps/6000rpm 前モーター110ps 後モーター112ps
最大トルク 300Nm/3000rpm 前モーター320Nm 後モーター166Nm
変速機 8段AT
サスペンション前 ストラット/コイル
サスペンション後 マルチリンク/コイル
ブレーキ前/後 通気冷却式ディスク/ディスク
タイヤ前&後 235/45R20
車両本体価格 754.1万円



(ENGINE2022年6月号)

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