2022.05.30

CARS

待っているのは地獄か天国か? エンジン編集部員がちょっと古いシトロエン、エグザンティアを購入!【シトロエン・エグザンティア(1996年型)長期リポート#1】

エンジン編集部のウエダと、彼にとって4台目となるシトロエン・エグザンティア(1996年型)。


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自動車評論家の福野礼一郎さんがくるまにあ誌で「クルマ整備の真実とデタラメ」と題し、篠原さんの整備に対する独自の真摯な取り組みを膨大なプジョー405の写真と共に紹介されているので、クルマ好きの中にはカークラフトをご記憶の方もいると思う。

時間に追われ、マニュアルに固執する世の自動車整備がいかにずさんか。何度部品を代えても直らない構造的欠陥のあるクルマや、逆に採算を度外視し造られた素晴らしいクルマもあること。クルマ自体や部品、工具、消耗品にまつわるブランド信仰の危うさ。そしてクルマが何百もの部品で構築された機械である以上、適切な整備がいかに重要か。僕は数年に一度足を運び、全国から正しい整備を求めて入庫するクルマを前に話を聞いた。

ただし、カークラフトは基本、紹介以外の飛び込み客の整備は請けていなかった。他で整備したクルマは履歴も分からずなかなか信用もできず、バラすと何が起こってもおかしくなく、見積もりも納期も出せないから、という理由だ。ただそれを理解し「どうしてもこのクルマに乗りたい!」という情熱あるオーナーには門戸を少しだけ開けている。そこで僕は、いつか彼らに託すに値するクルマを手に入れ、持ち込むと心に決めた。

そして僕は5GTターボに乗りながら、なんとなく手に入れたシトロエン・エグザンティアに惚れ込んでしまい、その後様々なご縁に恵まれることになった。次回は深く関わった4台のエグザンティアの、最初の2台について記してみたい。

■CITROEN XANTIA V-SX
シトロエン・エグザンティアV-SX
購入価格 7万円(板金整備を含む納車時までの支払い額は213万9326円)
導入時期 2021年6月
走行距離 15万9247km(購入時15万8970km)

文=上田純一郎(ENGINE編集部) 写真=岡村智明/上田純一郎 撮影協力=カークラフト

(ENGINE2022年6月号を再編集)

▶次の記事
#2 これは銭、かかるぞぉぉぉ!? エンジン編集部員がちょっと古いシトロエン、エグザンティアを購入!

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シトロエン・エグザンティア(1996年型)長期リポート 記事一覧




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