2022.05.23

CARS

世界で最も美しいクルマに選出された新型DS4が日本上陸 50台限定の特別仕様車も設定

DSのCセグメント・ハッチバック、DS4のニューモデルが日本市場に導入された。2011年に発表され、2018年に生産が終了した初代DS4に次ぐ2世代目。2022年1月にパリで開催された第37回国際自動車フェスティバルで、「今年の世界で最も美しいクルマ」に選出されている。

ちょっぴりSUVテイスト

先代同様、大径タイヤと若干高めの車高を与えることでSUVテイストを盛り込んだ5ドア・ハッチバック。張りのある面とエッジの立ったキャラクター・ラインに、縦長のデイタイム・ライトやDSウイング、レーザー加工された3DテールライトなどDSらしい独特のディテールが組み合わされている。



構造用接着剤を多用し高剛性化

ボディ・サイズは全長4415×全幅1830×全高1495mm、ホイールベースは2680mm。ベースとなるPSA由来の「EMP2」プラットフォームの3代目、「EMP2・V3」はひと世代前の「V2」に対し約50%の部品を刷新。上級モデルのDS7クロスバックの約1.5倍に当たる33.7mの部位に構造用接着剤を塗布したこともあり、軽量化しつつ高剛性を実現したという。

インテリアもDSらしい斬新なデザイン。2つの液晶画面を用いたインパネは、中央に備わる空調吹き出し口の前にスイッチを配したバーを置くことで、その存在を希薄にしている。また、新たな空調システムや空気浄化システム、戦闘機の技術を応用したARヘッドアップ・ディスプレイなどの新機軸を採用。荷室容量はエンジン車が430〜1240リッター、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)が390〜1190リッターで、プレミアム・ハッチバックでは最大級の容量とDSは謳う。



パワー・オブ・チョイス

ガソリン、ディーゼル、電動という同一車種で異なる機構のパワートレインが選択できるようにするPSAの「パワー・オブ・チョイス」の思想に基づき3タイプを用意。内燃機関単体モデルは、130ps/230Nmの1.2リッター直3ガソリン・ターボと、130ps/300Nmの1.5リッター直4ディーゼル・ターボの2タイプ。もう1機種はPHEVで、180ps/300Nmの1.6リッター直4ガソリン・ターボと110ps/320Nmの電気モーターを組み合わせ、システム総合出力は225ps/360Nmに達する。ちPHEVは12.4kWhの駆動用バッテリーを搭載することで56kmのEV走行が可能だ。

また、ベース・グレードを除く全車に「アクティブ・スキャン・サスペンション」を標準装備。フロント・カメラで路面をスキャンし、その情報に基づきダンパーの減衰力を連続的にコントロールするアクティブ・サスペンションの一種で、快適性と走行安定性の向上を狙ったDS7クロスバックやDS9にも装備される機構だ。

価格は398万〜572万円。



「ラ・プルミエール」は50台限定

また、導入記念モデルとして特別仕様車の「ラ・プルミエール」を設定。ナッパレザー・シートやスライディング・ガラスルーフ、ナイトビジョンなどを特別装備。カタログモデル同様、パワートレインは3種類から選択できる。台数限定で計50台が用意される。

価格は514万〜642万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement