2022.01.13

CARS

個性的なデザインと機能でVWゴルフに挑む シトロエンC4がフルモデルチェンジ

シトロエンがフォルクスワーゲン・ゴルフのライバルとなるCセグメント・ハッチバックの新型C4を日本に導入する。ガソリンおよびディーゼルの内燃エンジン・モデルと、C4初の電気自動車(EV)「E-C4エレクトリック」を同時に発売する。

SUVテイストを盛り込んだ個性的なスタイリング

C4としては3代目となる新型は欧州で2020年にデビュー。2世代に亘ってオーソドックスな2ボックスのハッチバック・スタイルを採ってきたが、今回は往年のシトロンGSやBXと同じようななだらかなルーフラインを持つ5ドアをベースにSUVテイストを盛り込むことで、ライバルとは異なる個性的なデザインに仕立ててきた。



後席の広さはクラス最大級

ボディ・サイズは全長4375mm×全幅1800mm×全高1530mm全長は最大のライバルとなるフォルクスワーゲン・ゴルフよりも8cmほど大きい。ゴルフよりも45mm長い2665mmのホイールベースを活かし、クラス最長レベルという後席レッグルームと、380〜1250リッターの荷室容量を確保している。

横基調のダッシュボードに2つの大型ディスプレイを配したインテリアはスッキリとしたデザインながら、質素になりすぎていないバランスのいいデザインとなっている。



ガソリン、ディーゼル、EVから選択可能

パワートレインは3タイプ。日本向けシトロエンでは初設定となるバッテリーEVは、136ps/260Nmの電動モーターと、50kWリチウムイオン・バッテリーを搭載。航続距離はWLTCモードで405kmで、200Vの普通電源での満充電までの所要時間は、15Aのコンセント・タイプで約18時間、30Aのウォールボックス・タイプで約9時間。急速充電では約50分で80%程度までチャージできる。

エンジンは、ガソリンが130ps/240Nmの1.2リッター直3ターボ、ディーゼルは130ps/300Nmの1.5リッター直4ターボ。いずれも8段ATを組み合わせ、ガソリンで17.7km/リッター、ディーゼルで22.6km/リッターのWLTC燃費を実現する。

プジョー208および2008やDS3クロスバックに用いられている「CMP」プラットフォームを使用。EV用は「eCMP」と別名で呼ばれるが、基本設計は同一で、CMPをEV用にアレンジしたものだ。そのため、EVとエンジン車を混流生産することも可能となっている。ただし、300kgほど重いEVは、リア・サスペンションのトーションビームにパナールロッドが追加されている。



最高の快適性を目指して

ダンパーは全車ともC5エアクロスSUVが初出のシトロエン独自技術を盛り込んだダンパー、「プログレッシブ・ハイドロ―リック・クッション(PHC)」を採用。ダンパーのツインチューブシリンダー内に油圧のバンプストップとして機能する、もう1つのダンパーと呼べる第2のシリンダーを備えているのが大きな特徴で、ストロークの限界付近まで到達するような大きな入力を受け持つ第2シリンダーに任せることで、小さく手細かい入力を処理する通常のダンパー(第1シリンダー)の減衰力を小さくすることができる。シトロエンが目指す「ゆるフワ」な優しい乗り心地を作る大きな要因になっている。なお、PHCがCMP系プラットフォームと組み合わされるのはこの新型C4が初めてだ。

乗り心地の改善に貢献するもうひとつの要素が、ほかのシトロエン車で高評価を得ている「アドバンストコンフォートシート」。生地裏に特別なフォームを配置し、シート表皮近くのウレタンの厚みを従来の2mmから15mmへ増すことで、当たりを柔らかくし、疲労につながる微振動を吸収してくれる。

シトロエンの最新テクノロジーを集結した基幹モデルであるC4は1月22日に販売を開始。価格はガソリン・モデルが290万円と325万円、ディーゼル・モデルが345万円、EVが465万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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