2021.12.03

CARS

ちょっと気になる3台のお洒落なSUV! DS7クロスバックとボルボXC40とミニ・クロスオーバーに試乗!!

沼津や三島市街を見下ろす峠のパーキングに、ミニ・クーパーS EクロスオーバーALL4、DS7クロスバックE-テンス4×4、ボルボXC40リチャージ・プラグイン・ハイブリッドT5というちょっとお洒落なSUVたちが集結した。実はこの3台、すべてプラグイン・ハイブリッド仕様。都心から高速道路、峠道までテストしたエンジン編集部ムラカミ、シオザワ、ウエダの3人は、はたしてこの3台に乗って、どんな思いを抱いたのか。

SUVは完全にスタンダードな存在へ

村上 もうSUVという乗り物は、かつてのセダンに代わるクルマのスタンダードな形になっっているよね。実際に街を歩いていても、セダンよりもSUVを見る機会の方が多い気がするよね。実際にそうかどうかはともかく、目立つこともあるのかな、SUVが。

塩澤 僕の住んでいるマンションの住人は、次々SUVにクルマを買い換えている。もっともセダンなんてずっと前から駐車場にいないけど。今起こっているのはミニバンからSUVへの乗り換え。家族環境の変化と、自然回帰だとか、アウトドア・ブームっていう世の中の雰囲気もあるかもね。そういったイメージを欲してSUVに行っている人が多い気がする。

試乗車の4WDのEテンス4×4のほかFWDの2リッターディーゼルと1.6リッターガソリンの3種のパワートレインが日本市場では選択できる。

村上 普通にクルマを買いにディーラーに行ったら、まずパッと目に入るクルマも、ほぼSUVになっているよね。そうなると我々エンジン編集部としては、ちょっと人とは違う、お洒落で知的なSUVをお薦めしたくなる。カタチもハッチバックをただ大きくしただけじゃなくて、クーペ・スタイルだったりね。

上田 基本、SUVは実用的なものですが、最近は派生モデルがどんどん出てますよね。欧州ブランド各社が売れ筋だからとSUVの派生モデルを次々と造るから、ライバルが出すならウチも、って、お互いに鎬を削っている状態です。

とびきりお洒落なDS7

村上 じゃあ、いま、どんなSUVが、ひと味違ってお洒落か。そう考えた時に出てきたのがDS7クロスバックEテンス4×4だったわけだよ。



塩澤 そして今回DS7と一緒に連れ出すことにしたのは、ボルボXC40リチャージ・プラグイン・ハイブリッドT5と、ミニ・クロスオーバーのクーパーSE ALL4。

上田 3台ともに最上位グレードのプラグイン・ハイブリッド(PHEV)です。PHEVは企業別の平均燃費基準、CAFE規制で優遇されるため、どこのブランドも手がけていますが、機構はそれぞれ違います。DS7はエンジン+前後2モーターの4WD、XC40はエンジン+前1モーターのFWD、ミニがエンジン+後1モーターの4WDです。

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