2022.06.08

CARS

電気でも「M」は欠かせない BMW最強のEV、「iX・M60」が登場

BMWがSUVタイプの電気自動車(EV)専用モデルの「iX」に最上級モデルの「iX・M60」を追加した。

advertisement


前後2モーターで619ps/1015Nmを発生

M60はiX初のMパフォーマンス・モデルで、フロントに258ps、リアに489psの電気モーターを搭載し、4輪を駆動。システム全体での最高出力は619ps、最大トルクは1015Nm(スポーツ・モード時は1100Nm)を発生する。これまでiXの最上位だったiX・xドライブ50の523ps/630Nmに対して、最大値で96ps/470Nmも上回る。0-100km/h加速タイムはiX・xドライブ50より0.8秒速い3.8秒だ。



111.5kWhの電池で、航続距離は615km

床下に配置するリチウムイオンバッテリーの容量はiX・xドライブ50と同じ111.5kWhで、満充電での航続距離は615km。残量ゼロからのチャージは、家庭用ウォールボックスでの普通充電が約19.5時間で100%、急速充電は90kWなら約75分で、150kWなら約60分で、約80%に達する。10分間でも、90kWで約80km、150kWで約130km相当の電力を補充可能だ。

シャシーは、アダプティブ・エア・サスペンションを備え、車高は20mmのアップと10mmのダウンが可能。また、4輪操舵のインテグレイテッド・アクティブ・ステアリングを採用し、低速での取り回しと、高速での安定性をともに向上させている。



スピーカーからの音で走りの気分を高める

エアコンやシートおよびステアリング・ヒーターのほか、ドア・パネルやセンターコンソール、ダッシュボード下面を加熱して冬季の快適性を保つ「ヒート・コンフォート・パッケージ」を標準装備。また、基本的に無音のEVに音の演出を加える「アイコニック・サウンド・エレクトリック」は、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』などで知られるドイツ出身の作曲家であるハンス・ジマーが制作に協力した音が発せられる。音は走行モードに応じて強弱が調整される。

価格は1740万円。iX・xドライブ50の455万円高となる。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement