2022.06.02

CARS

BMW・M社の50周年を世界で祝う 記念モデルのBMW・M3とM4を各市場へ導入

BMWのモータースポーツ活動やスポーツ・モデルの開発などを手掛けるBMW・M社が2022年で設立50周年を迎える。BMWはそれを記念し、M3及びM4をベースにしたBMW・M社50周年記念モデルを世界各国の市場で販売する。

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1972年5月に設立

BMW・M社の前身となるBMWモータースポーツ社が設立されたのは1972年5月。レースで勝つことを目的に数多くのマシンを開発し、数多くの勝利や戦歴を残している。また、そのホモロゲーション用に開発した公道用モデルも人気を博した。1993年には社名を「BMW・M」に変更。現在はMモデルやモータースポーツ関連の開発に加え、オーダーメイド・プログラムの「BMWインディヴィデュアル」も手掛けている。



欧州向けはM4クーペ

ドイツ語で50年を意味する「50ヤーレ」と銘打たれたM3とM4の記念モデル。510psの3.0リッター直6ツインターボを積む「コンペティション」をベースに、欧州市場にはM4クーペを投入。ボディ・カラーはカーボンブラック、マカオブルー、ブランズハッチグレー、イモラレッド、サンマリノブルーを設定する。フロント19インチ、リア20インチのホイールはオービットグレーマットとゴールドブロンズマットが用意される。

同じくM4で導入されるのが中国。こちらのボディ・カラーとホイール色はファイアーオレンジ+オービットグレーマットとストラタスグレイ+ゴールドブロンズマットの2タイプ。そのセレクトは今年が寅年であることが関連しているという。

欧州向け、中国向けとも、インテリアには専用ロゴ入りのサイドシル・パネルやセンターコンソールの金属プレートを装着。また、同じくアニバーサリー・モデルであることを示す刺繍がフロント・シートのヘッドレストに入る。



北米モデルは歴代M3がモチーフ

アメリカとカナダにはM3セダンをベースとした500台が導入される。ボディ・カラーはヴァーミリオンレッド、テクノバイオレット、インテルラゴスブルー、ファイアーオレンジ、ライムロックグレーで、この5色は歴代M3をイメージしたものだという。ホイールは全車ともオービットグレーマットで、カーボンのフロント・スプリッター(リップ・スポイラー)やリア・スポイラー、カーボンとチタンのテールパイプなどが装着される。

日本は480psを発生する標準仕様の3.0リッター直6ツインターボに6段MTを組み合わせたM3が50台用意される。なお、現行のG80型M3にMTが設定されるのはこのモデルが初めてだ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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