2022.07.14

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引き継がれるユンハンスのデザイン物語

歴史と伝統に裏打ちされた普遍性の重みこそ、物語の魅力を輝かせる。だからこそその時計のデザインに心を奪われ、機能に夢中になる。そして気になりだすと、見えないことがもっと知りたくなる。「どうしてこのデザインが誕生したのか」、「どのように作られているのか」、「どのような歴史を辿ってきたのか」――。時計には製作者やブランドの想いが込められたストーリーがあり、知れば知るほど虜になってしまう。そんな素敵なユンハンスの魅力を紹介しよう。


マックス・ビル オートマティック
1961年にマックス・ビルがユンハンスのためにデザインした腕時計をベースとしてケース径を拡大し、自動巻きムーブメントを搭載して、現代に復活させた永遠のシンプル・ウォッチ。風防はサファイアクリスタルが新たに採用されている。そして、トップ画像で後ろにあるキッチンクロックもマックス・ビルのデザイン。これは1956/57年にデザインされたもので、こちらが腕時計より先輩というのも面白いストーリーだ。自動巻き。ステンレススティール。ケース直径38mm、30m防水。19万9100円。

マックス・ビル キッチンクロック
クオーツ。エナメル加工が施されたセラミック製。ケース縦252mm×横(最大)180mm×厚さ56mm。7万8100円。

◆ユンハンスの詳しい情報はコチラ!◆




マックス・ビルのデザインしたこの腕時計は、極めてシンプルで合理的だが、決して無味乾燥ではなく、ドーム型の文字盤やラウンドした風防に、人の手と心に馴染む優しさと普遍性が込められている。

デザイン界の巨匠が生んだ比類なき普遍性

最近、レトロが人気だが、当時、生まれてもいなかった若者が古いものに「カワイー!」なんて言うのを見ると不思議な気分だ。でも考えてみれば、それは製品が持つ普遍的な魅力の表れであり、それが「初めて見るのに懐かしい」という既視感をもたらすのじゃないか? その意味でユンハンスの「マックス・ビル バイ・ユンハンス」はいつの世にも古びない普遍性を備えた腕時計の典型である。

デザインしたマックス・ビルはスイスの工業都市ヴィンタートゥールに生まれ、チューリヒの美術工芸学校で彫金を学んだ後、ル・コルビュジエの講義を聞いてドイツのバウハウス(美術工芸学校)に学び、建築や絵画、工業デザインなど多方面で活躍したデザイン界の巨匠。その時計での代表作がユンハンスが作ったこのモデルである。実は彼が建築を学ぶきっかけとなったコルビュジエもスイス人で、ラ・ショー・ド・フォン美術学校でケース作りを学んだという。だがコルビュジエは自身が設計した時計は残さず、逆にコルビュジエに触発されたマックス・ビルが時計をデザインし、それが2022年の今も作り続けられる。これもまた興味深いストーリーなのである。

ユンハンスの詳しい情報はこちら!

問い合わせ=ユーロパッション Tel.03-5295-0411

文=名畑政治 写真=近藤正一

(ENGINE2022年8月号)

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