2022.07.22

CARS

メルセデスに先行してフラッグシップEVを投入 新型BMW7シリーズ販売開始

2022年4月にドイツで発表された新型BMW7シリーズの日本導入が発表された。納車は第4四半期に開始される予定だ。

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ガソリン、ディーゼル、EVが勢揃い

日本仕様のラインナップは、ガソリン・マイルド・ハイブリッド(MHEV)の「740i」、ディーゼル・マイルド・ハイブリッド(MHEV)の「740d・xドライブ」、1977年の登場以来、7シリーズ初の電気自動車(バッテリーEV=BEV)である「i7・xドライブ60」の3モデル。それぞれにラグジュアリー志向の「エクセレンス」とスポーティな「Mスポーツ」の2つの仕様が設定される。



最上級モデルはEV

i7 xドライブ60は、前後1つずつの2モーターで総合出力は544ps/745Nm。0-100km/h加速は4.7秒。101.7kWhという大容量のリチウムイオン・バッテリーを搭載し、一充電航続距離は約600kmに達するという。ガソリンの740iとディーゼルの740dはどちらも3.0リッター直6ターボで、48V駆動のモーターを組み合わせる。740iは380ps/520Nm、740d・xドライブは300ps/670Nmを発生する。

シャシーには、4輪操舵と4輪個別調整式エア・サスペンション、アダプティブ・ダンパーを全車に標準装備。また、「アクティブ・ロール・スタビライザー」や、路面の起伏に応じてロール軽減と車高調整を行うBMW初採用の「アクティブ・ロール・コンフォート」機能など、先進技術を多数投入している。



ロング・ボディ仕様のみ

エクステリアは、スワロフスキー製クリスタルを用いたヘッドライトと、キドニー・グリルにイルミネーションを内蔵した「アイコニックグロー」を標準装備。内蔵式ドア・ハンドルの採用で、空気抵抗低減が図られた。また、BMWの量産車初となる2トーン塗装をオプション設定した。

全車とも先代の「L」仕様と同じロング・ボディのみで、欧州仕様のボディ・サイズは全長5391×全幅1950×全高1544mmで、ホイールベースは先代のロング仕様より5mm長い3215mmとなる。



自動開閉ドアを採用

インテリアでは、ダッシュボード上に12.3インチのデジタルメーターと14.9インチのセンター画面を曲面ガラスで覆ったカーブド・ディスプレイ、後席左右ドアに5.5インチのタッチスクリーンを設置。また、後席にAmazon Fire TVを視聴できる31.3インチのシアター・スクリーンをオプション設定する。

標準装備のパノラマ・ガラスサンルーフは面積を先代比で40%拡大。さらに、後席まで届く「スカイルーフ」をオプション設定した。ドアはすべて自動開閉が可能で、任意のドア開度保持が可能だ。

価格は、740iが1490万円、740dが1460万円、i7が1670万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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