装備の簡素化で価格を10万円安に　240台限定のフィアット500Xコンフォート登場

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フィアット500（チンクエチェント）のSUVバージョンであるフィアット500Xに特別仕様車「500Xコンフォート」が設定された。240台の限定販売モデルで、500Xの上位グレード、「500Xクロス」をベースに装備内容を簡素化すことで価格を10万円低く抑えているのが大きな特徴だ。

ライトとシートをドレスダウン

一番の違いは灯火類とシート。ヘッドライトとフォグライトを500XクロスのLED式に対し、ハロゲン式に変更。また、シートも500Xクロスのレザーからファブリックにするなど、標準グレードの「500X」と同じ簡素な仕様になっている。一方で、ホイールは17インチから18インチへ、タイヤは215/55から225/45へサイズアップが図られている。

快適装備はそのまま

シート・ヒーターやデュアルゾーン式フルオート・エアコンといった快適装備はベースの500Xクロスと同等。運転支援装置に関しても、アクティブ・クルーズコントロールや自動ハイビーム、ブラインドスポット・モニター、後方の障害物を感知するリア・クロスパス・ディテクションなど、多数の装備を標準で備える。

エンジンは500Xクロスと同じ151ps/270Nmの1.3ℓ直4ターボで、デュアルクラッチ式6段自動MT（DCT）を介して前輪を駆動する。革巻きステアリング・ホイールにはシフト・パドルが備わる。

ボディ・カラーは３色。通常設定色のジェラートホワイトとテクノグリーンに加え、カタログ・モデルには未設定のシルバーグレーが選択できる。

販売台数は各色80台を設定。価格は377万円となっている。