2022.08.26

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スポーティエレガンスのお手本「パルミジャーニ・フルリエ」

パルミジャーニ・フルリエ トンダ PF GMT ラトラパンテ

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かつての「ジュネーブSIHH」と「バーゼルワールド」の主役級ブランドが一堂に会し、今年はリアルで開催された世界最大の時計フェア「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2022」。「ワンダーズ」という言葉に象徴されるように、数々の時計には新たな発見と驚きがいっぱいだ。

シリーズ第16弾は、「パルミジャーニ・フルリエ」。時計ジャーナリストの菅原 茂氏とENGINE編集部時計担当の前田清輝がその魅力を解説する。

スポーティエレガンスの「トンダ PF」が躍進

これまで時計師ブランドのテクニカルな面が注目されがちだったが、スポーティなブレスレットウォッチの「トンダ GT」や「トンダ PF」によって、新たな世界が開けたパルミジャーニ・フルリエ。とりわけ薄型でミニマムなデザインを追求する「トンダ PF」は今年も注目の的になっている。ハイライトは画期的なデュアルタイム機構を搭載する「トンダ PF GMT ラトラパンテ」、モダンなオープンワークが絶妙な「トンダ PF スケルトン」、そして「トンダ PF フライングトゥールビヨン」。いずれもスポーティエレガンスの見本のような佇まいが印象的だ。



トンダ PF GMT ラトラパンテ
2本の時針があり、旅先で8時位置のプッシュボタンを押すと、ローカルタイムの時針が1時間単位で移動して素早く現地のタイムゾーンに変更できる。そして帰国の際に3時位置のリュウズにセットされたプッシュボタンを押せば、このローカルタイムの時針がホームタイムの時針に追いつき、2本が再びひとつに重なって進む。この針の動きはスプリットセコンド・クロノグラフを模したものだ。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径40mm、60m防水。328万9000円。

トンダ PF フライングトゥールビヨン

昨年のスプリットセコンドに続くフルプラチナモデルは、自社製の超薄型自動巻きトゥールビヨブメントを活用しながら、「トンダ PF」特有のミニマムデザインを追求したこの新作。厚さ8.6mmという薄さも、スポーティなデザインをエレガントに見せ、まさに控え目なラグジュアリーの極致。ケース直径42mm、100m防水。世界限定25本。1771万円。

菅原 「トンダ PF」が世界でブレークして、生産が追いつかないほどだというから、まずは成功おめでとう。今回もデュアルタイムという魅力的なモデルをリリースしたが、GMTウォッチなのにデイ/ナイト表示がないのは気になる。CEO曰く、「外を見れば昼か夜かわかるだろう」。それはそうなんですが、あれば嬉しいです!

前田 GMT、そしてフライングトゥールビヨンが加わり、ラインナップを充実させている「トンダ PF」。なかでも今回のGMTモデルは、8時位置のボタンを押すことでホームタイム針と重なっているローカルタイム針が出てくるという凝った作りが面白い。普段はエレガントな2針で実はGMT。奥ゆかしいこだわりが垣間見える。

文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)

(ENGINE2022年7月号)
※価格は雑誌掲載時のものです。

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