2022.12.04

CARS

「こんなに欲しいと思わせる電気自動車はない! by 藤島知子」自動車評論家42人が選んだ「いま買っておきたいクルマ」2022年の総合第5位は、イタリアのキュートなEV!

キュートなデザインがハートを鷲掴み!

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雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。大激変期のいま、僕たちクルマ好きの欲望を一番刺激するクルマはいったい何か? 42名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員のそれぞれが、2022年の今だからこそ買いたいと考える20台に20(1位)〜1(20位)のポイントをつけて投票し、新車で買える熱々の100台を選んだ。2022年版のホット100に選ばれた注目の上位20台をカウントダウン形式で発表する。第5位に選ばれたのは?

このデザインにやられてEVに初挑戦

つくづく“愛されキャラ”なんだぁ……と思った。フィアット500eには、選考委員42人中、何と16人もの投票と配点があった。

各選考委員の評価ポイントは大別して3つ。デザイン、走り、そしてBEVであることを肯定的に捉えた声だった。まずデザイン関連では「紛れもなく500のデザインを踏襲」(藤島知子さん)、「イタリアンデザインの底力に圧倒」(森口将之さん)、「なんといってもチコちゃんの目と噂されるヘッドライトにハートを鷲掴み」(吉田由美さん)、「このデザインにやられてEVに初挑戦するひとは多いと思うし、その冒険はアリ」(山田弘樹さん)、「このカタチが好き! このカタチが欲しい」(清水草一さん)、「一回りグラマラスになったような、これはこれで好き」(松田秀士さん)、「ひとめでそれとわかる」(生方聡さん)、「EVだからではなく、デザインで惹かれる」(荒井寿彦さん)といったところ。皆さん、パッと見てチンクらしさを保ったまま進化した500eに安堵し、好意的に受け止めているのだろう。



走りについても“らしさ”が評価ポイント。「キビキビしているのに唐突ではないパワートレインのしつけもさすが」(森口さん)、「さすがに古さを隠しきれなくなってきたエンジン版チンクをあらゆる点でアップデート」(岡崎五朗さん)、「トルクの出し方の制御で2気筒の小型車並みの楽しさが生まれる」(今尾直樹さん)、「モーターの高トルク感がアバルト並みのパフォーマンスで走りが一新」(松田さん)、「無音でオープン走行というのは新鮮で気分が上がった」(荒井さん)、「曲がりっぷりまで御先祖様を思わせる愉しい味付け」(嶋田智之さん)などなど。

そして今年のHOT100のテーマである『“大激変期のいま”だからこそ、乗りたいクルマはこれだ!』に則して言えば、「充電インフラのハードルを乗り越えてでも電気自動車を欲しいと思わせる」(藤島さん)、「航続距離は短めだが街乗り用としては超魅力的」(岡崎さん)など、EVであることを肯定的に捉え、評価する声も見逃せない。



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