「完売画家」の中島健太さんと愛車のマクラーレン540C
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クルマ好きのゲストを迎え、「これまでに出会ったクルマの中で、人生を変えるような衝撃をもたらしてくれた1台」を聞くシリーズ。今回は、繊細なタッチの人物画が人気で、作品はすべて完売という画家、中島健太さん。子供の頃からクルマ好きで、これまでずっと身の丈に合わないクルマに乗ってきたという。完売画家が身の丈に合わないクルマに乗る理由とは?30代でマクラーレンに乗ろうと決心「カッコイイ!」撮影スタッフの誰かが声を上げた。ワインレッドのマクラーレン540Cの前でポーズを取るのは、中島健太さん。スーパーカーとのツーショットでもクルマ負けしていない。中島さんは37歳、画家だ。制作した作品はすべて完売することから、“完売画家”と呼ばれている。美術の道を志したのは、高校3年のとき。驚くことに、それまではアメリカン・フットボールに熱中していたのだという。美大在学中からプロとして活動、20代で日展の特選を2度受賞するなど、輝かしい経歴を持つ。
もちろん、画家としての成功は本人の努力によるものだろうが、マクラーレンが愛車のイケメン画家を目の当たりにして、つい「神様は不公平」と呟いてしまった。「この540Cは今年買ったばかりです。画家ってふたことめには食えない、不安定と言われるんですけど、こういうクルマに乗れるぐらいちゃんとしているんだよと、自分を認めてもらいたかった」マクラーレンを初めて見たのは20代後半、香港で制作をしていたときのことだったという。「たぶん650Sだったと思うんですけど、えらく綺麗なクルマがあるな、なんだろう? と。美とはハーモニーであるというのが持論なのですが、このクルマは全体の調和が素晴らしいと思いました」このとき、30代でマクラーレンに乗ろうと決心した中島さん。37歳で実現したというわけだ。「マクラーレンの第一印象は速い!ですね。100km/hの感覚がこれまで乗ってきたクルマとは全然違っていました。本気じゃないんだけど、メチャクチャ速い。まるでウサイン・ボルトが予選を走ってるような感じです。一方で、やはり公道で乗るクルマではないなあとも思いました。乗るとクルマから“サーキットへ行きたい!”というメッセージを受けるんです。だから、僕がまだまだこのクルマを操るのにふさわしくないと感じています」マクラーレン540Cは、自分の身の丈に合っていないという中島さん、これまでもずっとクルマには背伸びをしてきたという。「身の丈に合わないクルマに乗ると、自分の知らない世界を発見できるんです。それがすごく面白い。540Cってマクラーレンのエントリー・モデルなんです。こんなに高いエントリー・モデルがあってたまるかって思ったんですけど、乗ったらまさしくそうだった。“さあ、これに乗って初めてのサーキットへ行ってください”というクルマなんだとわかりました」
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