2022.10.15

CARS

欲しい人は声を上げよう! あなたの一票がメーカーを動かすかも!? 国産ミニバンも見習いたいID.バズの魅力とは

フォルクスワーゲン・タイプ2が電気自動車で復活!

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何度も復活がウワサされた新世代のタイプ2が、ID.シリーズの商用版として登場した。コペンハーゲンをベースに行われた国際試乗会に参加したモータージャーナリストの塩見智がリポートする。

ビートルのEVも出るのか!?

海で隔たれたはずの両国はめちゃくちゃ近かった。デンマークのコペンハーゲンからスウェーデンのマルメまでは、東京湾アクアラインのような海底トンネルと海上大橋を通過するとあっという間。コペンハーゲンを拠点に開かれたフォルクスワーゲンID.バズ(VW ID. Buzz)の国際試乗会に参加し、試乗中に国を跨いだのだ。

先祖たるVWタイプ2の初期型T1ブリーに対し90度の角度で置かれたID.バズ。共通点は2トーン・カラーやフロント・マスクの大きなロゴ・マークにとどまらず、後輪駆動を採用する点も同じ。ただし必要なエネルギーが大きく異なる。

有名なVWタイプ1(ビートル)にミニバン派生車の「タイプ2」があったように、VWは電気自動車(EV)専用プラットフォームの「MEB」を用いて開発したID.シリーズにミニバンを追加した。それがID.バズだ。ずんぐりとしたフォルムと2トーンに塗り分けられたボディ・カラーを見れば、ID.バズがタイプ2、その中でも初期型の「T1ブリー(Bulli)」をEV化して現代に蘇らせたということは、いずれビートルのEVも出るのだろうか。

全長×全幅×全高=4712×1985mm×1938mm、ホイールベースは2989mm。フロアに77kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、永久磁石同期モーターをボディ後方に搭載し、後輪を駆動する。欧州の走行モードであるWLTPでの一充電走行可能距離は最大423km。バッテリーの総電力量のわりに航続距離が短いのは、2471kgと車両重量が重いからだろう。日本導入が正式決定したわけではないが、インポーターは導入に前向きで、現在、市場の反応を確かめている。貴方の読後の言動が導入の可否を決めるのだ!?



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