2022.10.15

CARS

欲しい人は声を上げよう! あなたの一票がメーカーを動かすかも!? 国産ミニバンも見習いたいID.バズの魅力とは

フォルクスワーゲン・タイプ2が電気自動車で復活!

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楽しいデザインと使える荷室

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運転席からの眺めは良好。日本のミニバン、例えばアルファードあたりと同様に目線が高く、遠くまで見渡せる。運転席まわりの物理的なスイッチは非常に少ない。ほとんどの調節や設定の作業は水平基調のダッシュボードの中央にある10インチのタッチスクリーンで行う。

ステアリング・コラムの右側からシフトレバーが生え、奥や手前にひねるようにして「R」「N」「D」を操作、先端のスイッチを押して「P」という具合だ。リアに配置されるモーターの最高出力は204ps、最大トルクは310Nm。最高速は145km/hでリミッター作動。0-100km/h加速10.2秒。加速性能はEVとしてはおとなしい部類に入る。ただモーター駆動の特性は健在。つまり発進は力強い。



全高が1900mmを超えており、運転席からの目線が高いと前述した通り、乗員も高い位置に座るが、ID.バズの身のこなしはそれらを感じさせない。ホイールベース間のフロアに最大の重量物であるバッテリーが敷き詰められるため、重心が低く、前後重量バランスも良好だからだろう。市街地を右へ左へと走り回ってもゆらゆらとした背高ミニバン特有の動きとは無縁。

日本のミニバンのような細かいおもてなし系装備はないが、大きな外寸を活かしただだっ広い荷室スペースがあるので、仕事でも趣味でも用途に合わせてカスタマイズすれば、見て楽しめ、使って実用的なEVになるはずだ。導入に一票!

文=塩見 智 写真=フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン



(ENGINE2022年11月号)

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