2022.11.14

CARS

これはインパクトのあるデザインだ! キャデラックの純電気自動車、リリックに島下泰久がひと足早くアメリカで試乗!!

キャデラックのまったく新しいEV、リリック

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2023年にデビューする、新世代キャデラックの第一弾モデル、リリック。345馬力の純バッテリーカーにモータージャーナリストの島下泰久が試乗した。

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まさしくアメリカンラグジュアリー

2030年までに車両をすべてBEV化すると宣言しているキャデラック。その第一弾として登場したのがリリックである。

全長4996mm×全幅1977mm×全高1623mmのSUVフォルムは、余計なキャラクターラインの類が省かれてシャープな印象を漂わせる。お馴染み縦型のシグネチャーライトに加えて、イルミネーション入りのブラックグリル、Cピラー部分まで引き回されたテールランプなどのきらびやかなディテールにより描かれた、キャデラックらしさと革新性が融合した外観は、ひと目で魅力的と感じられた。

公式HPの動画で見ることができるが、グリル下半分やウインカーの周囲が光る起動シークエンスは非常に凝っており近未来的。

内装では、まず対角33インチという大型ディスプレイが目に飛び込んでくる。前後席ともスペースは余裕たっぷりのラウンジ感覚。上質だがゆったりとした雰囲気は、まさしくアメリカンラグジュアリーという趣である。

実は外装を描き出したのは、社内の30代の韓国人デザイナー。彼を含むデザインチームは国籍、年齢、性別ともバラバラの個性を持った面々で、その多様性から生まれるエネルギーが、そのまま勢いあるデザインに昇華したという印象を抱いた。

ハードウェアのコアとなるのはアルティウムと名付けられたバッテリーと、それを用いたBEV専用プラットフォームである。パウチ型セルを積層するこのバッテリーは、その枚数を自在に変更できるのでパッケージングの自由度が高い。車体の方も、バッテリーモジュールの個数を自在に調節でき、電気モーターの搭載位置やサイズもフレキシブルで、様々な車両サイズに対応できる。



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