2022.11.07

CARS

新デザインでCクラスや3シリーズを追撃 アルファ・ロメオ・ジュリアがマイナーチェンジ

アルファ・ロメオが「ジュリア」の改良モデルをイタリア本国で発表。主にエクステリアを変更し、アルファ・ロメオの最新モデルである「トナーレ」に通じるデザイン要素が導入された。

トナーレ似の3連LEDヘッドライトを採用

目を惹くのは3連のLED式デイタイム・ライトが組み込まれたフルLEDのアダプティブマトリックス・ヘッドライト。かつての「SZザガート」や1991年の「プロテオ・コンセプト」、最近では「159」や「ブレラ」など、アルファでの採用例が多い3連ヘッドライトをモチーフにした形状だ。トリロボと呼ばれる三つ葉型フロント・グリルも新形状となった。



メーターデザインを一新

リアはテールライトを刷新。逆三角形や赤いラインが縁取るレイアウトは踏襲されるが、クリアレンズにすることでイメージチェンジを図った。

インテリアには新型のデジタルメーターを採用。12.3インチTFT液晶のパネルは1960〜70年代のモデルをモチーフとした「ヘリテージ」と呼ばれる表示をはじめ3種類のパターンから選べる。メーターのバイザーは過去のアルファに見られた、2眼メーターから手前へ突き出すようなスタイルだ。



新型車導入記念モデルも登場

ラインナップは「スーパー」、「スプリント」、「Ti」、「ヴェローチェ」の4グレード。パワートレインは後輪駆動で160psのディーゼル・ターボが廃止され、4WDの280psガソリン・ターボと210psディーゼル・ターボが用意される。

また新型車導入記念モデルとして、「コンペティツィオーネ」が設定された。ヴェローチェをベースに、マット塗装のムーンライトグレーや赤いブレーキ・キャリパー、アクティブ・サスペンションを装備。内装にはハーマンカードン製のオーディオや、赤いステッチの入るレザーのダッシュボードとシートを装着する。トナーレで導入されたNFTによるデジタル証明書も採用している。

改良型ジュリアの発売は2023年2月以降となる予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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