2022.11.09

CARS

アルファ・ロメオの新境地を切り開いたSUVモデル、ステルヴィオがマイナーチェンジ

アルファ・ロメオ初の本格的なSUVとしてデビューした「ステルヴィオ」の改良モデルがイタリア本国で発表された。ステルヴィオの弟分として登場した最新モデルのSUV「トナーレ」にも通じるデザイン要素が導入されている。

3連ヘッドライトを採用

特徴的なのは3連のLED式デイタイム・ライトが組み込まれたフルLEDのアダプティブマトリックスヘッドライト。この形状はかつての「SZザガート」や、1991年の「プロテオ・コンセプト」、最近では「159」や「ブレラ」に採用された3連ヘッドライトを彷彿させる。トリロボこと三つ葉をイメージしたフロント・グリルも形状を変更している。



リアとインテリアもイメチェンを図る

リアはテールライトを刷新。赤いラインが縁取る逆三角形は踏襲されるが、スモークレンズとグロスブラックのトリムが新たに採用されている。

インテリアには新型のデジタルメーターを採用。3種類の表示が選べる12.3インチTFT液晶のパネルに、60年代のモデルなどに見られる2眼メーターから手前へ突き出してきたようなバイザーを組み合わせた。



ラインナップは4グレード

ラインナップは「スーパー」、「スプリント」、「Ti」、「ヴェローチェ」の4グレード。パワートレインは後輪駆動で160psのディーゼル・ターボが廃止され、4WDの280psガソリン・ターボと210psディーゼル・ターボが用意される。

また、新型車導入記念モデルとして設定されるのが「コンペティツィオーネ」。ヴェローチェをベースに、マット塗装のムーンライトグレーや赤いブレーキ・キャリパー、アクティブ・サスペンション、21インチ・ホイールを装備。内装にはハーマンカードン製のオーディオや、赤いステッチの入るレザーのダッシュボードとシートを装着する。トナーレで導入されたNFTによるデジタル証明書も採用された。

新型ステルヴィオの欧州での発売は2023年2月以降となる予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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