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2022.11.20

CARS

クルマ好きお父さんなら一生に一度は乗ってみたい！　軽のセブン、「ケータハム・セブン170S」なんてどうですか？【続篇その1】

ENGINE編集部

軽のセブン！　ケータハム・セブン170S

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クルマの世界は100年に一度の大変革期に、クルマ好きのあいだでにわかに巻き起こるスポーツカー・ブーム。この先もこれまでのようなスポーツカーが存在し続けるのかどうか。となれば、いまのうちに乗っておかなければ！　というわけで、モータージャーナリストの高平高輝と森口将之、そしてエンジン編集部の荒井、新井、上田の5人が、大好きなライトウエイト・スポーツに乗って、「スポーツカー愛」を叫んだプロローグに続いて、続篇では5台の軽量級スポーツカーを1台ずつ深掘りする。クルマ好きはもちろん、どうしようか迷っているお父さんたちに言いたい。いまこそ、スポーツカーに乗ろう！　◆【プロローグ】から先に読む場合はコチラから！

軽量級スポーツカーのトップバッターは、軽のケータハム！

上田　最初は上陸したばかりのケータハム・セブン170Sです。

荒井　偶然遭遇した普通のセブンのオーナーが小さいねって笑ってた。

新井　ケータハム・セブンって単独で見ていると軽自動車みたいだな、って思うけど、これは本当にビックリするくらい小さく見える。



上田　このクルマはリアのスペア・タイヤもないし、フェンダーも軽自動車規格に合わせて狭いから、余計にそう感じるのかも。最後の方のロータスのセブンっぽい。

森口　乗った感触やこのクルマがもたらす世界観は、元祖ロータス・セブンとそんなに変わらないよね。

高平　ただ見た目が古そうだからって、クラシックカーと思って乗っちゃ駄目だよね。ロータス・セブンやケータハム・セブンは別物。

森口　これは自動車とは別の、専用の免許があってもいいクルマかも。2輪との中間みたいな。

上田　異質というか、クルマのカテゴリーに属していないというか。

高平　フォーミュラカーとスポーツカーの中間というか、フォーミュラ寄り。完全な趣味のものと思わないといろんな意味で奨められない。ただ座るだけでも特別な体験というか、いわばスポーツのトレーニングでもするつもりで乗るようなクルマ。それに必ず箱根だとか、峠道で飛ばさないといけない、というクルマじゃないです。それが分かっている人なら楽しめる。

森口　軽量スポーツカーって、ちょっと交差点を曲がるときだとか、信号が青になって加速するときだとか、低い速度でも楽しめるところも魅力だと思う。

上田　お天気のいい日に、陽の光を浴びて、風を感じて走れば最高。



荒井　前からセブンは憎からず思っているんだけど、今日は幌もドアも外して芦ノ湖スカイラインを走ったからもう大変。ガレージの目の前が箱根ならいいんだけど（笑）。

上田　まわりにトラックのいない、田舎道をゆったり走りたい。

新井　子育てが終わってリタイアしたら、と思う人も多いでしょうが、コレはなるべく早いほうがいいです。身体が元気なうちに是非。

森口　見た目も体験できる世界も独特なのに、新車で手に入るのもすごくいい。自分もそうだけど古いクルマは気を使うからね（苦笑）。

高平　ロードホールディングもいいし、現代風に改良もされているから、びっくりするくらいスピードも出る。そこは気をつけないとね。

森口　幌をしていると乗り降りは大変なんだけど、走り出しちゃうと、意外と普通。エンジンは扱いやすいし、ペダルも軽い。シフト・チェンジがちょっと硬いけど。

新井　ペダルの間隔が狭いから、靴は選びますけどね。ほかの4台と連なって同じようなペースで走りましたけど、古いクルマみたいにタイヤのグリップが心許ないだとか、サスペンションの能力が足りないだとか、全然思わない。ちょっとくらいオーバースピードでコーナーに入っていっても、アンダーで外にだーって飛び出しちゃうこともないし、突然リアが外に出て行くようなこともない。普通に走れます。

荒井　でもやっぱりすごく集中力を求められる気がした。地面がものすごく近いし、特別なことをしている感じがする。ちょっとでも視線をそらしたら、そっちに行っちゃいそうな気がしてね。でも「俺って結構頑張っているな」と思ってスピード・メーターを見ると、ぜんぜんそんなことない（笑）。

森口　だから安全で楽しい。

上田　この170Sの先代の160はけっこうお尻が出やすかったんですが、ずいぶんちゃんとしました。

リアサスもリジッド＋ラテラルロッドからリジッド＋Aアームへと改良を受けた。

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