思わずのけぞるビジュアル！　でも食べると絶品！！　レストラン「NINE by La Cime」で楽しむ日本の食材の新たな美食体験とは

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料理は1万9800円のディナーコースより。最初に供される名物「ブーダンドッグ」は、竹炭入りの衣をつけて揚げた鯉のペースト。

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福島出身の徳島亨と奄美大島出身の高田裕介。日本のガストロノミー界を牽引する2人の人気シェフが、新たな美食の世界をつくりあげた。

香りのペアリングも用意

大手町の金融街の一角に2022年7月にオープンした「NINE by La Cime」は、さまざまな人気飲食店を手がけるトランジットジェネラルオフィスのフラッグシップレストラン。東京のモダンフレンチで活躍した徳島亨氏と、パートナーシェフであり大阪の2ツ星レストラン「La Cime」を率いる高田裕介氏が提供するのは、少量多皿のおまかせコース。約12品の料理には徳島氏の出身地・福島や高田氏の出身地・奄美大島をはじめとする全国各地の食材が、思いもよらぬ方法で活かされている。

たとえば冬のコースの中の「大根海鼠」は、海苔のオイルで和えた海鼠とミミガーを雪の結晶のような大根の小片で覆い、生姜や昆布、シェリービネガーなどのアイスパウダーをかけたもの。料理の合間には、コースに合わせて調合された香りをムエットで嗅ぐ「香りのペアリング」も用意されている。香りとの相乗効果で五感が満たされる、新たな美食体験をお楽しみあれ。

文＝小松めぐみ（フード・ライター）　写真＝田村浩章

■「NINE by La Cime」店内は13テーブル、個室1室。東京都千代田区丸の内1-3-4 丸の内テラス9F TEL.03-6206-3939（休）日、月曜　https://the-upper.jp/nine_by_lacime/

（ENGINE 2023年1月号）

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