2022.10.18

LIFESTYLE

日本最大級の料理コンペティションで史上最年少グランプリを受賞! 若きシェフがオープンした北陸の美食が堪能できる「オーベルジュ オーフ」とは

観音下町で採掘される日華石(観音下石)のプレートで出されるアミューズ4種

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石川県の廃校舎の跡地に誕生した「オーベルジュ オーフ」。気鋭の若きシェフが手掛ける、北陸の味覚を味わう。フード・ライターの小松めぐみがリポートする。

澄んだ水と空気に育まれた食材

石川県小松市の中心から車で30分ほどの里山・観音下町に2022年7月14日に誕生した「オーベルジュ オーフ」は、過疎化で廃校となった小学校をコンバージョンしたオーベルジュ。シェフの糸井章太氏は神戸市やフランス、アメリカの星付きレストランで経験を積み、日本最大級の料理コンペティション「RED U-35 2018」では弱冠26歳で史上最年少グランプリを受賞した気鋭の料理人だ。



観音下町は、能登杜氏四天王のひとりに数えられる農口尚彦氏が酒造りを行っているほど水に恵まれた場所。おまかせコースに登場するのは、その澄んだ水と空気に育まれた食材を活かした約11品だ。アミューズではシェフが近隣の川で採ってきたサワガニを「農口尚彦研究所」の焼酎に漬けて揚げたものや、西俣どじょうのフリットに甘酒とホエーなどのディップを添えたもの、ニガヨモギを練り込んだドーナツなど、地元の風土を表現した品々が登場。観音下町のシンボルである水(eau)に若きシェフが火(feu)を灯す最新オーベルジュで、北陸の秋の味覚を堪能したい。



●オーベルジュ オーフ 1名1泊2食付き2万8800円~。宿泊以外のゲストも利用可能なレストランは38席。土日祝のみ昼も営業。館内のカフェ(12席・11:00~17:00)ではテイクアウトも可。石川県小松市観音下町ロ48 TEL.0761-41-7080 休(レストラン・カフェ)火・水(祝日の場合は営業)。

文=小松めぐみ(フード・ライター)

(ENGINE2022年11月号)

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