2022.12.03

CARS

日本仕様はどうなる? 新型スバル・インプレッサが北米でデビュー

スバルが6代目となる新型インプレッサをロサンゼルス・オートショーで世界初公開した。

キープ・コンセプト

従来モデルの好調な販売実績を受け、コンセプト、デザインとも基本的にこれまでの流れを継承。前後まわりの意匠やフォルム、インテリアなどの見た目だけでなく、エンジンやプラットフォームといった機能面はインプレッサよりも先行してフルモデルチェンジが行われたSUV版のXV改めクロストレックと共有している。



精悍なイメージをアップ

先代よりもシャープなラインが増え、精悍なイメージが増したボディのサイズは全長4475×全幅1781×全高1481mm、ホイールベースは2670mm(北米仕様のインチ表示からの換算値)。車台は「スバルグローバルプラットフォーム」(SGP)の進化版で、フル・インナーフレーム構造としたほか、構造用接着剤の適用範囲拡大やサスペンション取り付け部の高剛性化を計った。

インテリアには、骨盤を支える構造のシートを用い、車体の揺れが頭部へ伝わることを防ぐことで快適性を向上。エアコンに運転席/助手席/全席の集中送風モードを設け、快適性と燃費の改善を図った。



新グレードの「RS」は2.5リッター

北米仕様のグレードは3タイプ。パワートレインは2種類の水平対向4気筒が用意され、ベース・モデルと「スポーツ」の2グレードに搭載する2.0リッターは154ps/196Nmを発生。新グレードの「RS」は185ps/241Nmの2.5リッターを搭載する。いずれも変速機はベルト式のCVTで、全モデル4輪駆動となる。RSはフロント・グリルとサイド・スポイラー、ドア・ミラーなどがブラック塗装となり、8段マニュアル・モード付きCVTやハーマンカードン社製10スピーカー・オーディオなどの上級装備が与えられる。

サスペンションは従来モデル同様、前ストラット式、後ダブルウィッシュボーン式を採用。ステアリング操作軸とモーターアシスト軸を切り離した2ピニオン電動パワーステアリングも引き続き用いることで自然な操舵感と応答遅れのないステアリング・フィールを目指した。ホイールはベースが16インチ、スポーツとRSは18インチ。



スバル自慢のアイサイトもさらに進化

安全面では新世代アイサイトを全車に標準装備。視野角が従来型の約2倍となり、ソフトウェアを改良することで認識できる距離と範囲を拡大している。また、電動ブレーキブースターの採用でより素早い減速が可能になった。

なお、ロサンゼルス・オートショーには5ドア・ハッチバックしか出品されず、初代から連綿と続いていたセダンの姿はなかった。ウワサによると、どうやら6代目はハッチバックのみで、4ドア・セダンは設定されない可能性が高そうだ。

発売は2023年春以降にアメリカ市場からスタートしたのち、世界各国へ順次導入する予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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