2023.01.29

CARS

妙に洗練度を強調する最近のお洒落系SUVよりもバンカラで、むしろ好ましい! 装いも新たに復活したジープ・コマンダーに試乗!!

ちょっとバンカラなジープ・コマンダー。

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ザ・ジープことラングラーをはじめ、日本で人気急上昇のジープ・ブランドに、扱いやすいサイズのボディと3列シートを持つ新型コマンダーが加わった。日本市場向きのスペックを備えた新しいSUVは人気を博すことになるだろう。モータージャーナリストの高平高輝がリポートする。

ミドル・サイズの7人乗りSUV

「あれ?コマンダーってこんなクルマだっけ?」と首をかしげるのは、かつて2009年まで短期間販売されていたV8搭載の大型SUVが「コマンダー」だったからである。近ごろのジープは皆“7スロット・グリル”を備え似たような顔つきだからなおさら紛らわしいが、久しぶりに復活した新型ジープ・コマンダーはコンパスとグランドチェロキーの間に位置するミドル・サイズの7人乗りSUVである。今のところ日本仕様はディーゼル・ターボの「リミテッド」1車種のみで、コンパスやレネゲードと血縁関係にある横置きFWDベースの4WDである。新しいコマンダーの生産拠点はブラジルとインドとされ、日本仕様は同じく右ハンドル国であるインド生産だという。もともとグローバル・ブランドのジープだが、なるほどグローバルな時代である。



エンジンは170psと350Nmを生み出す2.0リッター4気筒ディーゼル・ターボで9段ATと組み合わされ、「ジープ・アクティブドライブ」と称する電子制御オンデマンド式の4WDシステムを介して4輪を駆動する。ドライブ・モードはオート/サンド&マッド/スノーを選択できるうえに、4WD・LOWと4WDロックというオフロード用モードも用意されている。とはいえラングラーとは違って副変速機は搭載されていないので、電子制御多板クラッチとトランスミッションが悪路低速向きに制御されるだけだ。

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