2023.01.14

CARS

60万円でサファリ・ラリー仕様に変身 2500台限定のポルシェ911ダカールに追加オプション登場

ポルシェが2500台限定で生産するオフローダー・スタイルの「911ダカール」に、サファリ・ラリーに参戦した911のカラーリングを模したデカール・セットを設定した。

advertisement


3つの仕様を用意

往年の競技車両のカラーリングを模した仕様は発表時に設定された1984年のパリ-ダカール・ラリー総合優勝を象った「ラリーデザインパッケージ」に続くもの。今回は、1971年、1974年、そして1978年にサファリ・ラリーを走った車両のカラーリングが再現されている。

1978年仕様

シンプルな1971年

まずは1971年のマシン。ポルシェが「911S」をモディファイして、初めてサファリ・ラリーにワークス参戦を行ったときの車両で、ボンネットとフロント・フェンダー、ドアにシンプルなブラックの装飾を施している。ゼッケン19は5位入賞した車両が背負ったものだ。

1971年仕様

青いストライプが特徴の1974年

次は1974年のマシン。そのときは「911カレラ2.7RS」がベースで、終始トップ争いを繰り広げながら、サスペンションを破損し2位に終わっている。メイン・スポンサーとなった運輸会社「キューネ・アンド・ナーゲル」のロゴにならった配色の青いストライプが白いボディのショルダーラインに走っているのが大きな特徴だ。

1974年仕様

マルティニ・カラーの1978年

最後は1978年のマシン。2台の「911SCグループ4」で出走し、本命のビョルン・ワルデガルド選手は4位に終わったが、ヴィック・プレストンJr.選手が2位を獲得した。モチーフはいうまでもなくイタリアの酒造メーカーである「マルティニ」のカラーリングだが、今回のデカールはそれを再解釈したパターンとなっている。

これらは車両発注時にオーダーするほか、1971年仕様と1974年仕様はオプションとして追加発注することも可能だ。

価格は1971年仕様と1974年仕様が4165ユーロ(約59万円)、1978年仕様がユーロ(約85万円)となっている。

1978年仕様

911ダカールとは?

911ダカールはクラッディングやアンダーガードを装着し、車高を911カレラのスポーツ・サスペンション仕様に対し50mmアップすることで、オフローダー風に仕立てたモデル。2シーターで、「911GTS」と同じ480ps/570Nmを発生する3.0リッター・フラット6ツインターボを搭載している。価格は3099万円。

また、発表済みのオプションには、パリ・ダカ優勝車のロスマンズ・カラーを模したカラーリングや、1から999まで任意の数字を選べるゼッケンなどをセットにした433.7万円のラリーデザインパッケージをはじめ、ライト内蔵のルーフ・バスケット、ロールバーや6点ハーネスを含むラリースポーツパッケージなども設定される。

ポルシェ911ダカール

▶「ポルシェのおすすめ記事」をもっと見る

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement