2023.01.16

CARS

日本導入はあるか? 待望のジムニー5ドアは全長44cm延長で実用性が飛躍的にアップ

スズキがインドで展開している子会社「マルチ・スズキ・インディア」はインド・デリーで開幕したモーターショー「オートエキスポ2023」でジムニー5ドアを発表した。

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ジムニー史上初

現行型が登場して以来、その存在が噂されていたロング・ボディを持つジムニーの5ドア・バージョン。ちなみに、ジムニーに5ドアが設定されるのはこれが初めてとなる。



ホイールベースは34cm長い

ボディ・サイズは全長3985×全幅1645×全高1720mmで、ホイールベースは2590mm。登録車仕様の「ジムニー・シエラ」と比べると全長が435mm長く、全高が10mm低い。ホイールベースは340mm延長されている。エクステリアはボディが長くなり、後席用のドアが追加された以外はほぼ3ドアのまま。インテリアも3ドアに準じているが、専用のリア・シートを備えている。

エンジンは1.5リッター直4ガソリンで、トランスミッションは5段MTと4段ATを設定。諸元は現時点では不明だが、機能面の多くはジムニー・シエラのものがベースとなっているのは間違いないだろう。

生産拠点はインド

5ドア・モデルの生産はインドで行われる。現行ジムニーのインド生産は2020年11月に開始。これまではアフリカや中南米向けの輸出車両のみをつくっていたが、5ドアは輸出以外に、現行ジムニーとして初めてインド国内市場にも投入される。

気になる日本国内での生産や販売についてだが、残念ながら、今回の発表では何も言及されていない。納車待ちが軽のジムニーで1年、シエラで2年といわれている現状を考えると、早いタイミングで導入が実現するのは難しいかもしれない。インドから輸入するならば早期の発売も可能だろうが、コスト面などを考えると現実味は薄い。1日も早い導入を期待したいが、その暁には3ドア以上の争奪戦が繰り広げられることになるのは必至だ。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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