2023.01.16

CARS

大型リア・ウイングに390Nmエンジンを搭載 GRヤリスにWRC王者監修の特別仕様車デビュー

トヨタは「東京オートサロン2023」でGRヤリスの特別仕様車2タイプを参考出品した。どちらも市販化を前提としたモデルだ。

2人のドライバーが監修

「セバスチャン・オジェ・エディション・コンセプト」と「カッレ・ロバンペラ・エディション・コンセプト」。その名が示す通り、世界ラリー選手権(WRC)で2021年と2022年にGRヤリスでドライバーズ・タイトルを獲得したドライバーの名を冠したモデルで、両ドライバーともに車両の開発を監修し、ベース・モデルとは異なる専用セッティングが施されている。



シックなオジェとアグレッシブなロバンペラ

エクステリアは、オジェ・バージョンがグレーの専用カラーのボディに大型リア・ウイングとブルーのブレーキ・キャリパーを装着。ロバンペラ版は赤、白、黒のGRカラーでラリー・カー風に仕上げられたボディ・カラーに「GRMNヤリス」用に似たリア・ウイングと新たに開発されたエアロパーツにレッドのブレーキ・キャリパーが備わる。また、ホイールの色合いを変更するとともに、専用のWRCチャンピオンデカールが貼られている。

内装では、オジェ版がステアリング・ホイールに青/白/赤の、ロバンペラ版ではさらにシートやシフト・ブーツ、サイド・ブレーキを加えた各所に青/銀のステッチが入っている。この色の組み合わせは両ドライバーの母国の国旗をイメージしたものだと思われる。また、両モデルともに専用のWRCプレートが備わる。



4WDに専用設定を付加

どちらもベース・モデルは「RZハイパフォーマンス」だが、エンジンをGRMNヤリス用と同じベース・モデルの20Nmアップとなる最大トルク390Nm仕様に変更。また、4WDの走行モード切り替えにそれぞれ専用の設定を追加している。

また成約特典として、WRC参戦車両に購入の証を示す表示を掲載するほか、両ドライバーと会える機会を設けることも検討中だという。発売時期や価格など詳細の発表が待たれる。



文=関 耕一郎 写真=宮門秀行

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement