2023.01.22

CARS

7つのメーカーによるハイゼット・カスタムの競演 あなたの好みはどれ?

ダイハツは「東京オートサロン2023」で、タイヤメーカー2社、チューニングとカスタマイズ・メーカー5社の計7社と共同で、「ハイゼット・トラック」のカスタム・モデルを8台出展した。

横浜ゴムは本格オフローダー

「横浜ゴム」は2台を製作。1台は大きなキャビンを持つ「ジャンボ」をベースに、ジオランダーX-ATを履き、ボディにはそのトレッド・パターンをデザインしたグラフィックを施した。荷台にはハードカーゴ製のキャリアとボックスを設置し、サイド・オーニングを備えるなど、アウトドア・ユースを意識した仕様になっている。もう1台もハードカーゴのキャリアを装着したジャンボだが、サスペンションのモディファイなどを行い、本格オフローダーとして仕上げた。

「トーヨータイヤ」はエアレス・タイヤであるノアイアのプロトタイプを装着。ブルー基調のカラーリングで、荷台はタイヤのディスプレイスタンドとしている。

横浜ゴム


サーファー仕様のトラスト

チューニング・メーカーの「トラスト」はカーキのジャンボをベースに、本社がある千葉県内の有名サーフ・スポットを示すグラフィックを施した。荷台にはサーフボードを積めるカースタイル製のラック・ボックス・タワーバーを装備。リフトアップした足元には砂浜の走行を考慮してトーヨー・オープンカントリーを装着。また、オリジナルのサイド2本出しマフラーを備えることで自らのブランドを主張している。

兵庫のプロバイルは外部電源なしにエア・ツールが使える、その名も「ハイゼット・エア」を製作。エアタンクとコンプレッサーを搭載し、洗車や掃除に便利な仕様とした。またエアサスも装備し、オートバイの積載時などに車高を下げることも可能だ。

トラスト


「乱人」ブランドでドレスアップ

「乱人」(らんど)ブランドで知られる大阪の「エアロテックジャパン」はジャンボをベースに、バッドフェイス・グリルやフロント・グリルなどでドレスアップ。サーキットでのサポートカーをテーマに、荷台にはロールケージ兼タイヤ・ラックをセットしている。

石川のエクシズルラインはジャンボをベースに荷台にラックを組み、ルーフトップ・テントやシャワー・タンクなどを搭載して、アウトドアユースでの使い勝手を追求した。

エアロテックジャパン

スポーツ・トラックに仕立てたKCテクニカ

軽自動車のパーツ開発を長年手がける京都の「KCテクニカ」はスポーツ・トラックがコンセプト。オーバー・フェンダーやインチ・アップ、オリジナルのブレーキや車高調キットを装備。室内にはバケット・シートやスポーティなステアリング・ホイールを装着して、普段使いできながらスポーツ・ドライビングも楽しめる仕様に仕立てている。

ハイゼット・トラックでのさまざまな遊び方を提案する今回の試み。好評であれば商品化を検討するというメーカーもあり、軽トラを遊びの道具にしたいユーザーにとっては今後の展開も気になる企画となった。

KCテクニカ


文=関 耕一郎 写真=宮門秀行

(ENGINE WEBオリジナル)

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