2023.01.24

CARS

いつでもどこでもリサイタル!? ガルウイングとトレーラーを持つ日産ルークスのコンセプト・カー

日産は「東京オートサロン2023」で東京モーターショーに出品しそうな軽自動車のコンセプト・カー「日産ルークス・スイート・コンセプト」を展示した。

advertisement


大型のガルウイングはいいアイデアかも

スーパー・ハイトワゴンの「日産ルークス」をベースにトレーラーを装着。ルークス自体もルーフを高くするとともに助手席側のドアを大型の折り畳み式電動ガルウイングに変更している。サイドウインドウにはガラスの透明度を変化させる電子シェードが装備される。



高級感のあるブラック仕上げ

ボディ・カラーはブラックを基調にストライプなどでゴールドのアクセントが添えられている。またニッサンの語呂合わせだろうか、本体とトレーラーのボディ・サイドには数字の2と3が図案化されている。

白い内装で統一されたキャビンはゆったり座れる本革シートが前後1席ずつ左右にずらして据え付けられている。後席はオットマンを設置し、リムジンやファーストクラスのような快適性を確保。軽量の遮音材料で静粛性も高めている。ポータブル・バッテリーを搭載し、電化製品の車内での使用も可能だ。また、後席横には冷蔵庫を内蔵したサイド・テーブルが備わる。



トレーラーにはピアノを積載

トレーラーにはポータブル・バッテリーを電源とする電子ピアノを積載。日産が想定する「娘の結婚式で父親が演奏する」という用途はともかく、流行りの街角ピアノをイベント会場などで実施するのには役立ちそうだ。

現実味の薄いギミックが満載されている感は強いが、子供が独立した後に自家用車をダウン・サイズする年配ユーザーに向け、室内の快適性や高級感を高めた小型車を提案する狙いが透けて見えないことはない。「ノート・オーラ」で見せたちょっと高級な小型車のコンセプトを軽自動車に応用できるかという検討の一環なのかもしれない。



文=関 耕一郎 写真=宮門秀行

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement