2023.01.27

CARS

シボレー・コルベットも遂に電動化 さらにフロント・モーターの4WDをシリーズ初採用

1949年から61年まで開催されていた「モトラマ」と呼ばれるGMが自身の新製品を発表するためのモーターショーで、70年前の1953年に第1号車が公開されたのがコルベット。その公開日と同じ日、同じニューヨークという場所で発表されたのが「シボレー・コルベットEレイ(Eray)」。コルベット初の電動パワートレインと4輪駆動を備えたモデルだ。

フロント・モーターのハイブリッド

ハイブリッドのパワートレインはミドシップのエンジンとフロントのモーターで構成。ベースとなるエンジンは502ps/637NmのLT2型6.2リッターV8で後輪を駆動。162ps/165Nmを発生するモーターは1.9kWhのバッテリーによって前輪を駆動する。



ゼロヨン10.5秒と、72kmのEV走行を両立

0-60mph加速(0-97km/h)は2.5秒、ゼロヨン(0-400m加速)は10.5秒で、そのときの速度は209km/hに達する。最大横Gは1.1G。72kmのEV走行も可能だ。

ボディ・タイプはクーペとコンバーチブルを設定し、ボディ・サイズは全幅を91mm拡幅した上級仕様のZ06と共通。フロント20インチ×10J、リア21インチ×13Jの専用軽量ホイールに前275/30ZR20、後345/25ZR21を組み合わせる。乾燥重量はクーペが1712kg、コンバーチブルが1749kgだ。



2023年内に発売

軽量リチウムイオン・バッテリーやブレンボ製カーボンセラミック・ブレーキ、磁性流体ダンパーのマグネティックライド・コントロール4.0などを標準装備。オプションではカーボン・ホイールやエレクトリックブルーのストライプなどが専用設定されている。ボディ・カラーは新規に3色を加え、14色を展開する。

2024年モデルとして2023年内に発売。北米での価格はクーペが10万4295ドル(約1350万円)、コンバーチブルが11万1295ドル(約1440万円)からと発表されている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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