2023.02.12

CARS

マイルド派、それともPHEV派? すべて電動モデルになった新型メルセデス・ベンツGLE登場

メルセデス・ベンツのミドルサイズSUV、「GLE」と「GLEクーペ」のマイナーチェンジ版が欧州で発表された。

フロントまわりを中心にリフレッシュ

エクステリアは新形状のバンパーとフロント・グリルを採用。またヘッドライトに内蔵されるデイタイム・ライトの形状も新しくなった。ホイールは空力を考慮した形状の19〜20インチと、AMGラインの21インチを設定している。なお、今回の改良でクーペは全車「AMGライン」仕様になった。インテリアはセンサー式スイッチを備えた最新世代のステアリング・ホイールや、メルセデス・マイバッハGLSのような金属加飾を用いた送風口を採用。アンビエント・ライトの色調はSクラスと同じものとなった。



マイルド3種類、PHEV2種類

パワートレインは用意される5機種すべてが電動化された。そのうち3機種は48Vシステムとジェネレーター兼スターター(ISG)を組み合わせたマイルド・ハイブリッド。内訳はガソリン1機種とディーゼル2機種で、ガソリンは3.0リッター直6ターボで381ps/500Nmの「GLE450」、ディーゼルは2.0リッター直4ディーゼル・ターボで269ps/550Nmを発生する「GLE300d」と3.0リッター直6ターボで367ps/750Nmの「GLE450d」。ISGのモーターの出力はいずれも20ps/200Nmだ。0-100km/h加速と最高速度は450と450dが5.6秒、250km/h、300dは6.9秒、230km/h(GLEクーペは226km/h)だ。なお450はGLEクーペには設定されない。



最大で109kmのEV走行が可能

残り2機種はプラグイン・ハイブリッド(PHEV)でガソリンとディーゼルを1機種ずつ用意。どちらも2.0リッター直4ターボで、136ps/440Nmのモーターを組み合わせることで、システム総合出力はガソリンの「GLE400e」が381ps/600Nm、ディーゼルの「GLE350de」が333ps/750Nmを発生する。0-100km/h加速は400eが6.1秒、350deが6.9秒。最高速度はいずれも210km/hだ。

31.2kWhのバッテリーを搭載し、EV走行は最大で109km(350deクーペ)。充電性能は11kW普通充電に加え、オプションで60kW急速充電にも対応する。

駆動方式は全車4WDを採用。また牽引能力は最大3.5tへと向上を果たした。欧州での発売は7月になる予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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