2023.03.06

CARS

メルセデス・ベンツの末っ子、Aクラスがマイナーチェンジ 価格アップで乗り出しは500万円オーバー

メルセデス・ベンツがラインナップの中で最もコンパクトな前輪駆動ベースの「Aクラス」と「Aクラス・セダン」でマイナーチェンジを実施。日本での販売を開始した。

スポーティなイメージをアップ

刷新されたエクステリアでは、「パワードーム」と呼ばれる縦長に隆起した2本のラインを持つ新形状のボンネットや前傾を強めたフロント・ノーズを採用。また前後バンパーもデザインを変更し、AMGライン仕様はマットクロームのスリーポインテッド・スターを散りばめたフロント・グリルと大開口のエア・インテークが備わる。ヘッドライトはアダプティブ・ハイビーム・アシストが全車標準装備となった。

リアまわりは新デザインのテールライトやディフューザーを導入。ホイールは標準仕様が17インチ、AMGラインが18インチで、いずれも5ツインスポーク・デザインだ。ボディ・カラーには新色のローズゴールドが追加された。



インフォテインメントがさらに進化

インテリアは触れているだけでリム握っていることが認識できる静電容量式ハンズオフ検知センサーを備えた最新世代のステアリング・ホイールを採用。センターコンソールはタッチパッドが廃止されたことでスッキリとしたデザインになるとともにスマホなどを置けるスペースが新設された。「ハイ、メルセデス」でお馴染みの対話型インフォテインメント・システムの「MBUX」は最新世代となり、Cセグメント初のARナビも設定された。

一部のシートに100%リサイクル原料の素材を導入。また、オプションの「AMGレザーエクスクルーシブ・パッケージ」では従来は設定のなかったブラックの本革を選択できるようになった。



PHEVは廃止

パワートレインはAクラス、Aクラス・セダンともにガソリンとディーゼルの2機種。いずれも4気筒ターボで、「A180」に搭載される1.3リッター・ガソリンは136ps/200Nmで7段DCT(デュアルクラッチ式自動MT)と、「A200d」の1.9リッター・ディーゼルは150ps/320Nmで8段DCTとの組み合わせ。どちらも前輪駆動のみとなる。なお、従来モデルに用意されていたプラグイン・ハイブリッド(PHEV)モデルは新型には導入されない。

価格は5ドア・ハッチバックのAクラスが498万〜558万円、3ボックスの4ドアを持つAクラス・セダンが505万〜570万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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