「こんなクルマで思いきり遊びたい！」クルマ好きのお父さんたちにオススメの「遊びクルマ」12台を、自動車評論家の国沢光宏がリストアップ！

国沢光宏

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モータージャーナリストの国沢光宏が大人が本気で楽しめるクルマ遊びを紹介

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続いては、遊べるクルマをテーマに選んだ、とんでもなく楽しそうなクルマたちを紹介！

外観はワイルド、内装はゴージャス「メルセデス・ベンツG63 AMG 6×6 」
近年Gクラスは芸能人の愛車になることも多いなど、悪路で使うのは憚られるほどの高級車である。そんなGクラスに2014年、日本には5台が割り当てられた先代モデルのG63AMG 6×6。悪路走破性向上のため軍用車由来の5か所のデフロック機能付6輪駆動を採用したほか、空気圧調整機構、オーリンズのサスペンションなどを装着。さらに最低地上高も大幅に高められ、最大登坂可能斜度45度、最大渡河深度1000mmという性能を誇る。それでいてインテリアはゴージャスというギャップも面白く、新車価格は8000万円だった。

メルセデスの純正キャンパー「メルセデス・ベンツVクラス・マルコポーロ」
日本でも正規販売されていたことがあるメルセデス純正キャンパー。2.2リッターディーゼル・ターボを搭載するロング・ボディをベースに、キャンパー化に伴いボンゴフレンディのようなポップアップ・ルーフ、3列目シートのフルフラット機能&アンダーボックス、折り畳み式テーブル、1列目シートの回転機能などを装備。着替えにも便利なポップアップ・ルーフを使うと5人が就寝できるのに加え、キャンパーとしては未だ群を抜く運転支援システムを装備するなど、十分なメルセデスらしさを備える。中古車は約700万円から流通している。

タイヤの代わりにクローラー「日産ジューク・パーソナライゼーション・アドベンチャー・コンセプト」
スキー場などを走るクルマの中にはタイヤの代わりにクローラーを装着したものがある。それをコンセプト・カーという形ながら、自動車メーカーが手掛けたのが2019年の東京オートサロンに出展されたこのジュークである。同車はクローラーということに加え、ジュークの4WDシステム自体が後輪にトルクベクタリング機構を持つこともあり、雪道などではシャープなハンドリングを楽しめるという。またルーフキャリアは燃料携行缶やドローンの収納スペースになっているなど遊び心も満載で、ジュークに意外によく似合っていた。

別荘にいかが？「レクサスROV コンセプト」
レクサスは昨年からコンセプトカーという形ではあるが、アウトドア・ライフに使えるクルマにも力を入れ始めている。昨年の東京オートサロンに出展されたROVコンセプトはデフロック付4WDとなるバギーでありながら、レクサスらしい内外装や乗り味を備え、高い環境性能とエンジン車らしさを両立した水素エンジンを搭載。ROVコンセプトは今年エアレス・タイヤを装着するなどした写真のROVコンセプト2に進化しており、市販化されればレクサスオーナーが別荘などで使うクルマとして欲しがるかも？

エネルギーを自給自足「日産アリア北極～南極号」
北極から南極までの道のりは約2万7000kmの距離があるのに加え、雪に覆われた氷河や険しい山脈、広大な砂漠にも遭遇するという過酷なものだ。この冒険に探検チーム「Poleto Pole」が3月から挑戦しているのだが、そのパートナーとなるのがこのアリアである。このアリアで手が加えられているのは、39インチ・タイヤの装着とそれに伴うボディの拡幅やサスペンションの調整程度と、かなり市販車に近い。また風力発電機とソーラーパネルが搭載されており、エネルギーの自給自足ができるのも素晴らしい。

花嫁はクルマに乗って「日産ルーク・スイート・コンセプト」
読者諸兄の中には、手塩に掛けて育てた娘さんが結婚という節目を迎える方もいらっしゃることだろう。そんなシーンに花を添えるクルマというコンセプトを持つのが今年の東京オートサロンに出展されたルーク・スイート・コンセプトである。日産が提案する使い方は、2人乗りのゴージャスなキャビンの前席に父、後席に母が乗車し、結婚式へ。結婚式では牽引部分に収納された電子ピアノで、父が娘の旅立ちに相応しい曲を演奏するサプライズを演出するというもの。クルマと結婚式の関わり方も昔に比べると変わったものだ。

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