次期エクストレイルはこんな感じなのかも？　日産パスファインダー・コンセプトが上海に登場

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2023年4月18日から27日に開催された上海モーターショー2023で、日産が注目のSUVを発表した。

エクストレイルのいとこ

それは「パスファインダー・コンセプト」。パスファインダーは1987年に「エクストレイル」の始祖である「テラノ」の北米向けモデルとして誕生し、日産の国際市場におけるSUVの代表的銘柄となった。2021年に登場した5代目は北米などを中心に販売されている。

中国専用デザインを採用

今回のコンセプト・カーは中国市場を念頭に置いてデザインされたモデル。エクステリアは日産らしさと中国の美的感覚との融合を図ったという。基本コンポーネンツは北米仕様と共有していると思われ、ボディ・サイズも北米仕様と同等の全長5m級程度のようだが、デザインはまったく別物と言っていいほど変更されている。

フロントまわりは現行セレナやマイナーチェンジしたルークス・ハイウェイスターのような、ヘッドライトと一体感のあるVモーショングリルを採用。フローティング・ルーフ風の処理や横一文字のテールライトなど最近流行りの要素も盛り込まれている。

シンプルでモダンなインテリア

室内は3列シート・レイアウトを採用。ダッシュボードはドア・トリムへの連続性を持たせた直線的な横基調で、やはり直線的なセンターコンソールとともにモダンな印象を醸し出す。コクピットまわりにはメーターパネルとセンター画面を横に並べたウルトラワイド・ディスプレイやヘッドアップ・ディスプレイを設置し、さまざまな情報の表示を行う。

コンセプトと銘打ってはいるが、市販車レベルの現実味がある仕上がりを持つ。同時に公開された8月発売の新型キャシュカイと合わせて、中国市場における日産のSUV戦略を支えるモデルとなりそうだ。