2023.03.24

CARS

最高額2915万円の新型日産GT-Rが正式発表 2024年モデルは台数が上限に達し次第受注終了

日産が1月に開催された東京オートサロン2023で日本初公開したR35型「GT-R」の2024年モデルを正式発表した。

フロント・デザインを一新

新型GT-Rは2017年の変更以来、久々にエクステリアのデザインを変更。とくにフロントまわりは横基調の強いR34型スカイラインGT-Rを彷彿させる新形状のバンパーを採用することでイメージを刷新。リア・バンパ―やリア・ウイングのデザインを変更することでフロントの新しいバンパーとともに空力性能を向上させ、空気抵抗を抑えつつダウンフォースを増加させている。



ニスモは新形状のカーボン・ウイングを装着

トップ・モデルの「GT-Rニスモ」も標準モデル同様、エクステリアを一新。フロント・マスクを新デザインにしたほか、リア両サイドのエッジにカーボンのフィンを備えるとともにステーの高さが引き上げられた新型のリア・ウイングを導入している。「GT-Rニスモ・スペシャル・エディション」はクリア塗装のNACAダクト付きカーボンボンネットを装着。また室内では、専用アイテムのレカロ製カーボンバック・バケットシートの形状を変更。剛性を高めつつ、ホールド性を大幅に向上させたという。



新構造マフラーで規制をクリア

3.8リッターV6ツインターボは2022年モデル同様、GT-R系が570ps/637Nm、GT-Rニスモ系が600ps/652Nmを発生。ただし、動力性能を維持しつつ不要なノイズと振動を低減する新構造マフラーを採用。これにより、2022年モデルで終焉を迎えるのではと言われていた要因のひとつである騒音規制をクリアすることに成功した。さらに、「GT-Rニスモ・スペシャル・エディション」は重量バランスの精度を高めたピストン・リングとコンロッド、クランクシャフトを採用している。また、GT-Rニスモはフロントに機械式LSDを追加し、4WD制御の最適化を図った。



ニスモ系を含め、全8グレード

ラインナップは、標準仕様のGT-R系が6グレード。「ピュア・エディション」、「ブラック・エディション」、「プレミアム・エディション」、「トラック・エディション・エンジニアード・バイ・ニスモ」に加え、プレミアム・エディションとトラック・エディション・エンジニアード・バイ・ニスモにはカーボンセラミック・ブレーキなどの専用装備を追加した「Tスペック」を設定。GT-RニスモはGT-Rニスモ・スペシャル・エディションを加えた2グレード展開となる。

価格は、GT-R系が1375万円〜2138万700円。GT-Rニスモ系が2865万600円〜2915万円となっている。

発売は4月下旬だが、GT-Rニスモの2モデルとトラック・エディションの2モデルは今夏になる予定。注文はGT-Rの販売とサービスを手がける日産ハイパフォーマンスセンター各店舗で受け付ける。ただし、生産台数が限定されるため、上限に達した場合は受注されないこともあるという。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement