2023.07.21

CARS

アルピーヌA110Rの限定車「ル・マン」は日本にたった6台、2000万円のお宝モデル

アルピーヌは2022年10月に日本でワールドプレミアした「ラディカル」(=過激)の頭文字であるRを車名に採り入れたA110のトップ・モデル、A110Rに特別仕様車「ル・マン」を設定し、日本での受注を開始した。

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ル・マン100周年記念モデル

100周年の記念大会となった2023年のル・マン24時間レースで、FIA世界耐久選手権(WEC)およびル・マンでの総合優勝を狙うべく投入するLMDhカテゴリーのニューマシン、「A424_β」を発表したアルピーヌ。それと同時に、お披露目したのがこのA110Rル・マン。ル・マン100周年を記念したモデルだ。



ル・マンのシンボル・カラーを採用

エクステリアはル・マンのシンボル・カラーである白とブルーを用いている。ボディ・カラーは鮮やかなブルーのA110Rに対して、ホワイトのボディ・カラーを採用。そのボディ中央にはブルーのストライプが入る。このブルーはリア・ウイングの翼端板やカーボン製ホイール、ブランドおよび車名のロゴなどにも用いられている。また、軽量化のためにリア・ウインドウの替わりに装着されるカーボン製パネルもLMP2マシンを彷彿させるシャークフィンが新設された専用バージョンとなる。

インテリアはヘッドレストにル・マン公式ロゴが入った専用のサベルト製バケット・シートやサルト・サーキットが描かれたサンバイザー、センターコンソールの記念プレートも備わる。さらに車高調整シムを備えたR専用のサスペンションが「ユノディエール」と呼ばれるさらに5%ハードなローダウン仕様になるのもトピック。



世界でも100台のみ

なお、300psを発生する1.8リッター直4ターボやカーボン・パーツの多用で28kg(欧州仕様比)軽くなるボディ、カーボン製のエアロ・キットなどはA110Rのものを受け継いでいる。

販売台数は世界限定100台で、そのうち6台が日本に上陸。価格は2000万円。受注は既に開始されており、8月6日までに申し込んだ人の中から抽選で販売される。



文=新井一樹(ENGINE編集部)

(ENGINE WEBオリジナル)

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