2023.07.22

CARS

【後篇】フェリーを使い愛車で北海道を走る! ボルボV60で愛馬に会うため北の大地へ 全行程2025kmのグランドツーリング!

ボルボV60プラグイン・ハイブリッドで北海道へ!

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北海道にどうしても走りたい道があり、どうしても会いたい馬がいる。ボルボの最新プラグイン・ハイブリッドで小樽、稚内、札幌を巡り、愛馬がいる道南・浦河町まで、北の大地を走り回った。今回はその前篇の小樽から稚内の旅に続いて、道南を走る後篇をお送りする。◆前篇から読む場合はこちらから!

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明るい道南

稚内で一泊し、翌日は札幌まで走った。札幌でさらに一泊、愛馬に会いに行ったのは北海道へ入ってから3日目のことだった。ちなみに稚内と札幌のホテルでもPHEVを充電できる設備は備えていなかった。北海道に上陸してからはずっとエンジンで動いている。稚内で43リッター、札幌で35リッター給油した。

愛馬がいるチェスナットファームは、北海道最南端の襟裳岬まで50kmという道南の浦河町にある。札幌からどんどん南下し、日高町と襟裳岬を結ぶ国道235号線に入る。道路脇に牧場を示す道案内の看板が目立つようになった。日高町からは国道に“優駿浪漫街道”という愛称が付き、途中で寄った道の駅も「サラブレッドロード新冠」という名称だった。どうやら、この辺りは競走馬のメッカらしい。



国道から日高山脈側へ入ると、確かに馬のいる牧場だらけだった。こちらもいかにも北海道という風景だが、北のオロロン街道と違うのは、太陽の光が暖かいこと。浦河町は稚内から約490kmも南なのだ。北海道は広い。

さて、北海道を自動車旅行するなら、国道と並行する道道がお薦めだ。交通量がグッと減るし、なだらかな丘陵地帯に点在する広い牧場や花畑など北海道らしい雄大な景色のなかを走ることができるからだ。ただし、路面は荒れている。タイヤを落とすとパンクしてしまうような、アスファルトの陥没箇所があったりする。

バリバリの新車であるボルボV60プラグイン・ハイブリッドの脚はやや硬めで、こういう路面ではゴツゴツとした乗り心地だ。走行を重ねて行けば、もう少しマイルドになるかもしれない。

アシャニンカ

チェスナットファームが近づくと、道路脇に「人・馬注意」という表示板を多く見るようになった。人に引かれた、あるいは人が乗った馬が道路を渡ったりするのだろうか? チェスナットファームの看板を見て右折すると、そこからはダートだった。こういうシーンでもボルボV60プラグイン・ハイブリッドは安心である。コンスタントAWDというドライビング・モードを選べば、エンジンで前輪をモーターで後輪を駆動する4WDとなる。少々のぬかるみなど、ものともしないはずだ。



チェスナットファームに入ると、青い三角屋根を持つ縦長の厩舎がまず目に入った。このなかに馬がいるのだろう。厩舎の脇には柵に囲まれた円形の広場のようなところがあり、人に引かれた白馬が周回している。

競走馬がたくさんいる牧場風景に驚いていると、厩舎から一頭の馬が厩務員に引かれて出て来た。

「アシャニンカです」

チェスナットファーム代表の広瀬亨さんが教えてくれた愛馬は艶々としていた。馬体が黒光りしている。

チェスナットファームで1歳の秋から育成されているアシャニンカ。チェスナットファームは、これまでに2010年天皇賞春を制したジャガーメイルや2023年度G1ドバイワールドカップを制したウシュバテソーロなど多くの活躍馬を送り出している。アシャニンカの活躍が楽しみだ。

アシャニンカは2021年3月14日、父ダノンレジェンド、母フミノアマゾンの子として北海道・谷口牧場で生まれた牝馬(メス)である。

馬は元日にひとつ歳を重ねるので、2023年は2歳馬ということになる。馬体重は473kg。想像以上に大きな馬だった。馬体は大きいけれど目が可愛い! 写真を撮られるときの様子も落ち着いているし、近づいても驚いて暴れたりしない。もしかしたら賢いんじゃないか? などと思ったりした。撮影後、厩舎に戻されても外から「アシャ!」と、声をかけると窓から顔を出す。馬は嫌いな人には近づかないそうだ。嬉しい。イッキに親近感が増した。はるばる東京から来てよかった。

チェスナットファームには約100頭の競走馬がいるという。1歳の秋から2歳のデビューまで競走馬を預かり育成しているそうだ。

競走馬の育成には隣接するJRA日高育成牧場も使っているという。広瀬さんが案内してくれたJRA日高育成牧場には度肝を抜かれた。競馬場と同じような1周1600mのトラックをはじめ、屋内坂路馬場などを備える巨大施設で、その広さはなんと東京ドーム321個分!

トレーニングする育成馬たち。

競走馬を育成する施設の規模に驚くとともに、競馬は北海道・道南地域の一大産業になっていることを実感した。愛馬が育った土地に立ってこそ、わかることだと思う。

多くの人が関わって育てられているアシャニンカ、頑張って欲しい。

帰路は苫小牧から仙台までフェリー、仙台からは東京まで自走した。旅の全行程は2025km、総平均燃費は15.1km/リッターだった。ガソリン代は2万672円。2年前のジャガーXJSコンバーチブルでの旅は2630kmでガソリン代は5万8946円だったから、やはりかなり安く済んだ。

今回も北海道の道や風景は素晴らしいと思った。みなさんも是非、フェリーを使い愛車で北海道を走って欲しい。

文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=市川 潔(扉・馬・走行シーン)

帰路のフェリーは苫小牧~仙台。大人2名(個室)+クルマで5万4800円。

■ボルボV60リチャージ・アルティメイトT6 AWDプラグイン・ハイブリッド
駆動方式 フロント横置きエンジン前輪駆動+モーター
全長×全幅×全高 4780×1850×1430mm
ホイールベース 2870mm
車両重量 2050kg
エンジン 水冷直列4気筒DOHCターボ+モーター
排気量 1968cc
最高出力 253ps/5500rpm+107kW/3280~15900rpm
最大トルク 320Nm/1400~3200rpm+309Nm/0~3280rpm
変速機 8段AT
サスペンション 前 ダブルウィッシュボーン/コイル
サスペンション 後 マルチリンク/コイル
ブレーキ 前/後 通気冷却式ディスク
タイヤ 前&後 235/40R19
車両本体価格 889万円

(ENGINE2023年8月号)

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