2023.08.17

CARS

アルファード、ヴェルファイアに負けられない? 改良版のメルセデス・ベンツVクラスが登場

新型トヨタ・アルファード、ヴェルファイアの発表に合わせてきたわけではけっしてないだろうが、ほぼ同時期にメルセデス・ベンツも同サイズのミニバンである「Vクラス」のマイナーチェンジ・モデルを発表した。EVの「EQV」やキャンパーの「マルコポーロ」も含めて高級感の向上を図った。

フードトップ・マスコットを新設

エクステリアには大型化したフロント・グリルを採用。フレーム部にはLEDのイルミネーションが組み込まれ、スリーポインテッドスターを散りばめた形状のほか、トップ・グレードの「エクスクルーシブ」では横方向の2本バーが並ぶ豪華仕様が採用された。また、エクスクルーシブにはVクラス初のフードトップ・マスコットが装備される。EQVはグロスブラックのパネルにエンブレムとクロームのバーを組み合わせる。



デジタル化が進んだインテリア

アダプティブタイプのマルチビームLEDを設定するヘッドライトはグリルとの一体感を高めた形状となった。テールライトはダーク化された新デザインになり、リアのバンパー形状も変更されている。

室内はデジタル化がさらに進んだ。メーターとセンターディスプレイはいずれも12.3インチのワイド画面で、Aクラス系モデルに見られるような、2画面が一体化した横長の形状となった。新形状のセンターコンソールにはワイヤレス充電器を装着可能。MBUXインフォテインメント・システムはARナビや音楽ストリーミングが使用可能になった。



キャンパー仕様も進化

ポップアップ式のルーフトップ・ベッドを備えるマルコポーロにはふたつの新機能を導入。エア・サスペンションは傾いた場所に停めた際、ボタンひとつで車体の水平を保つ調整機能を採用。また、停泊時に不要となる車両の機能をオフにする「キャンピング」モードも新設された。

メルセデス・ベンツVクラスは2026年に電動化を前提として開発した新たなプラットフォーム、バン・エレクトリック・アーキテクチャーを用いた次期型にフルモデルチェンジする予定。というわけで、現行モデルの大掛かりな改良はおそらくこれが最後になるようだ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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