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2023.09.22

CARS

「焦ってBEVに飛びつく必要はまったくない」　自動車評論家がいま本当に欲しいクルマはこれ！　高平高輝が選んだマイホット20　1位はドイツあのスポーツカー

高平高輝

自動車評論家の高平高輝さん

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2023年版エンジンHT100ニューカー・ランキングス！　自動車評論家41人がもう一度自分の本音と正直に向き合い、"愛"と"欲望"でいま本当に欲しいクルマ20台を選んだ！　いまクルマ選びはいったい何が正解なのか？　どんなクルマがいいのか？　満足が得られるクルマはどれか？　自動車大変革期のいま、41人の自動車のプロたちが欲しいと思ったクルマを公表します！　自動車評論家の高平高輝さんが選んだマイホット20の1位は？

焦ってEVに飛びつくな

溢れる情報（しかも不正確なものがほとんど）に急き立てられる気持ちも分からないではないけれど、何度も言っているように焦ってBEVに飛びつく必要はまったくない。急ぐならむしろ安全基準などで生産継続できない車かも。今回は、純粋に個人の嗜好、自分の生活に照らして選ばせていただきました（一部手が出ない車も含む）。

20位　トヨタ・シエンタ


パクリ批判は諸々あるでしょうが、こういう日用品的モデルを作らせるとトヨタはさすがの手腕を見せる。日々の暮らしの役に立つ日用品でいいじゃないですか。

19位　スバル・クロストレック


名前は一新されたけれど、中身はこれまで通りの奇をてらわない真っ当で実用的なハッチバック。インプレッサでもいいが、雪道を走るならこっちか。

18位　三菱eKクロスEV


日本の使用環境を考慮すればこのような割り切った軽EVこそ役に立つ。三菱版は充電ケーブルも標準装備で日産よりずっと商売が良心的だ。

17位　日産エクストレイル


車全体というより新開発のVCターボ・エンジンを理由に一票。失礼ながら日産にしては大変コストのかかった高度なユニットだ。他のモデルにも積んでほしい。

16位　フィアット・パンダ


できればパンダ・クロス。もちろんパワーも装備も限られているけれど、MTの4WDならば忠実な猟犬のように役に立つ。軽トラック代わりでより楽しい。

15位　ホンダ・シビック（タイプR含む）


タイプRの陰に隠れた感じになっているが、e:HEVの4気筒エンジンは素晴らしい出来栄えである。もうちょっとアピールしてくれてもいいのに。

14位　BMW X1／iX1


専用プラットフォームでなくても優れたBEVを作れると証明しているのがBMW。新型iX1はこの価格帯では随一の完成度と言える。i4もいいですよ。

13位　メルセデス・ベンツEQSセダン／EQS SUV


過渡期にあるBEVは選択が難しいけれど、現時点の"ピン"というならこれ。エアロダイナミックなボディだけでもやる時は徹底的にやるというメルセデスの面目躍如。

12位　メルセデス・ベンツSクラス（マイバッハ含む）


露天風呂に浸かっているようなまったりとした気持ち良さは他に例がない。直6ディーゼルの出来栄えにも惚れ惚れする。自動車のひとつの完成形。

11位　ルノー・メガーヌ


ホットハッチの最右翼たるRSももちろんいいけれど、家族持ちならベーシックモデルも見逃せない。快適に遠くまで行ける真っ当な実用的ハッチバック。

10位　プジョー308（SW含む）


キリッと攻撃的な見た目は好き嫌いがあるかもしれないが、しなやかかつタフなロードホールディング性能は相変わらず抜群。足回りで飛ばせる車の好例。

9位　レンジローバー・スポーツ


SUV推しではないのだが、ランドローバーだけは別格。その中でも最新かつレンジローバーほど大きくないレンスポを。高い完成度の直6ディーゼルターボで乗りたい。

8位　BMWアルピナD3S／B3（リムジン、ツーリング）


大人の美意識に堪える玄人好みの洗練度は今なお「M」とは一線を画す。今しかない、とは言いたくないが、今後の行方が定かではないゆえ一番気になるブランドだ。

7位　アウディRS4アバント


季節天候路面を問わず高速長距離移動を可能にする本物のクワトロ。ワゴンボディと、精密で硬質なメカニカルフィーリングが古くからのドイツ車好きにはたまらないはず。

6位　ポルシェ911GT3（RS含む）


ベーシックなカレラがいい、と言っておきながら、やはり9000rpmまで刃物のように回る自然吸気6気筒を忘れられないのが昭和世代。元気なうちはやせ我慢して乗る。

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