2023.09.19

CARS

EV回避、MT大歓迎! 自動車評論家の武田公実が「エンスー目線」で選んだ今欲しい20台がこれ!! 1位はドイツの特別な乗り味のあのクルマ!

モータージャーナリストの武田公実さんが欲望のままに選んだ20台とは?

全ての画像を見る
2023年版エンジンHT100ニューカー・ランキングス! 自動車評論家41人がもう一度自分の本音と正直に向き合い、"愛"と"欲望"でいま本当に欲しいクルマ20台を選んだ! いまクルマ選びはいったい何が正解なのか? どんなクルマがいいのか? 満足が得られるクルマはどれか? 自動車大変革期のいま、41人の自動車のプロたちが欲しいと思ったクルマを公表します! 自動車評論家の武田公実さんが己の気持ちに正直に選んだマイホット20の1位は?

できれば3ペダルMTを


ここ数年、公私ともにクラシック・カー三昧の日々を送る筆者は、近未来のモビリティとかSDGs的観点など、本来職業的には注目すべきクルマたちには目もくれず、古典的エンスー目線のもとに電動車は極力避け、できれば3ペダルMTを選択できるクルマを選んだ。今さら......? と思われるモデルが多くなってしまうのも、ご容赦いただきたいところである。

20位 ランボルギーニ・ウラカン(テクニカ、STO、EVOスパイダー、ステラート含む)

ついに最後の純ICE自然吸気ランボとなったウラカンは、古典的エンスー目線から見ても古き良きイタリアン・スーパーカーのスワンソングと映る。

19位 マツダ・ロードスター(RF含む)

もはや世界的にも希少な存在となった、小型のオープンスポーツ。デビューから8年もの時を経てしまったが、それでもHotであり続ける。

18位 シトロエンC5X(ハイブリッド含む)

内外装の装飾ではなく、フォルムやコンセプトそのものでアヴァンギャルドを体現。現在のDSよりもDSっぽい......、なんて不遜な思いを抱かせてしまうのも、シトロエンゆえか。

17位 ベントレー・コンチネンタルGT(V8、W12、スピード、マリナー、コンバーチブル含む)

昔ながらの「サイレント・スポーツカー」ベントレーの伝統を、今なお鮮明に残したモデル。V8を愛でるように味わいたいと思う。

16位 ロールス・ロイス・ゴースト(エクステンデッド、ブラックバッジ含む)

ゴーストは、わが最愛のクルマの一つであるデイムラー・ダブルシックスの現代版とも言うべき「軽妙な重厚さ」を実現したから。

15位 モーガン・プラス・フォー

約90年ぶりにフレームまで刷新したとはいえ、モーガンはモーガン。マニュアルをデフォルトとして残したことには矜持を感じる。

14位 アルピーヌA110(GT、S、R含む)

元祖A110愛好家たちにも認められた現代版A110は、当代最高のドライビングマシンの一つ。次から次へと繰り出される限定版とともにフィナーレを迎えるさまを、慈しみつつ見守りたいところだ。

13位 ルノー・ルーテシア

今回筆者が選んだ唯一のHV車。シフト時にかすかに聞こえる「キャン」という変速音が、なんともエンスー心をくすぐるE-Techシステムを、最も軽いBセグコンパクトでナチュラルに味わいたい。

12位 日産フェアレディZ

日本から生まれた、古典派大排気量スポーツカーのスワンソング。MTが選択できるのも、今や大きな魅力の一つだろう。

11位 ジャガーFタイプ(コンバーチブル、R含む)

V6版の消滅によって6段MTの選択肢を失ってしまったのが残念。でもジャガーが最後の内燃機関モデルを自認することからも、今さらでも選びたくなる一台だ。

10位 シボレー・コルベット(コンバーチブル、Z06含む)

V8エンジンのトルク・フィールやサウンド、レスポンスはコルベットの「ドライビングプレジャーの根源」。

9位 BMW M3(セダン、ツーリング)&M4(クーペ、カブリオレ)

M3/M4ともに、BMWがかつて矜持とした直6エンジンの最終進化版。特にM4クーペでは、今や3ペダルMTで味わえる当代最高性能モデルとなった。

8位 アバルトF595

終焉へのカウントダウンが進むICE搭載の500系アバルト。中でも標準版F595なら、劇画チックな咆哮を発する古典的エンジンを5段MTでも堪能できる。

7位 アストン・マーティン・ヴァンテージ(ロードスター含む)

次期型が近々登場することも既定路線となっているが、FRスーパースポーツのお手本とも言うべき魅力は健在。ちょっとレーシー過ぎる感も否めないものの、Hotであるのは間違いない。

6位 フィアット500e

ジャガーiPaceと並んで好きなることのできた数少ないEVの一つ。ほど良いパワーとゴージャスな仕立てが「ドルチェ・ヴィータ」感を醸し出している。

5位 トヨタGRヤリス

「ホモロゲート・スペシャル」という、エンスー小父さん感涙の肩書は、今や世界的にもレア。ターボ4WD版がMTだけなのは潔いものの、RSに用意されたスポーツCVTにも、実は若干の興味が......。

4位 アルファ・ロメオ・ジュリア(クアドリフォリオ含む)

時を重ねて熟成。懐が深く「ちょうど良い」走りは元祖ジュリア、そしてセダンらしからぬ官能性は156と、伝統的アルファ・ベルリーナの正統な後継車と言える。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement